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妄想シアターパラレル
兄くん補完計画
作者 たこつぼ
それは咲耶の一言から始まった。
「最近千影とお兄様の様子がおかしくない?」
「確かにおかしいですね、夜な夜な出歩いてるみたいですし」
「そういえば最近あんまり姫の料理食べてくださらないですの」
「そうだよカンパもあんまりしてくれないし最近アニキ冷たいよ」
他の妹たちもそう思っていたようで話に乗ってくる。
「そうよ、2人は逢引してるのよ」
咲耶はバン!!!と机を叩き「たてよ国民!!!」と言ったノリで立ちあがり力説する。
「くすん……咲耶姉や怖いです……」
「まだそうと決まったわけでは……」
「いいえそうに違いないわ、男と女が夜遅く隠れて何かするなんて逢引に間違いないわ、そうチェリオを飲んだら舌が変色するくらい確実よ」
「それは微妙ですね、オレンジなどはあまり変わりませんし」
「キーーー!!イチイチ五月蝿いのよ鞠絵!!!そんな事はどうでも良いの問題は千影とお兄様が夜な夜な2人で出歩くということよ」
「ですから最初からそういってますわ」
『これだからお姉さまは』という言った感じでやれやれと首をふる鞠絵。
「面白い漫才だね」
「ボケとツッコミが綺麗に噛み合ってるデス!!」
「普通は鞠絵ちゃんがボケになりそうだけどね」
「咲耶ねぇって実は結構抜けてるから」
空回りと言う言葉を形にすると今の咲耶になるであろう。
「あんた達……まあいいわ、今はそれどころじゃないし」
「兄チャマと千影チャマの秘密をチェキするデス!!!」
「そうよ四葉!!今こそあんたのストーキングのスキルを使うとき!!お兄様と千影を24時間監視するのよ。たとえお国が許さなくても私が許すわ」
「ひ、酷い言われようデス」
「大丈夫、四葉ちゃま……いつもとやってる事と同じ事をやればいいだけだよ」
さらりと花穂に止めを刺されて轟沈ししている四葉を尻目に咲耶は更に続ける。
「そう問題は千影よ、あの毒電波を操る魔女をどうにかしないと……私達に明日は無いわ」
「咲耶ねぇ言いすぎ」
「じゃあ良いの?お兄様があの魔女の物になっても」
「う……それは……」
「それに絶対に欲しい物は奪い取るくらいで無ければ手に入らないのよ!!!!」
ずずーーーーん!!!
バックに荒れ狂う日本海(確定)を背負って力説する咲耶に良識派の衛も思わず首を縦に振ってしまう。
完全に空回りしていたあそこから力業でここまで話を持ってくる、その手腕はさすが長女と言えるだろう。
「う…うん……そうかも……」
「ヒナもおにいたまが居なくなるのはいやだよー」
「そうですわ、兄君さまが千影さんだけのものになるのは許せませんわ」
「そうでしょうそうでしょう、ふふふ、見てなさいよ千影、千影包囲網は着々と進行中よ」
「それでは皆さん作戦会議といきましょうか」
「ちょっと鞠絵なんであんたが話纏めてるのよ」
こうして夜はふけていくのであった。
☆ ★ ☆
作戦1 兄チャマと千影チャマをこっそりチェキデス
AM4:00
「ふっふっふ兄チャマ千影チャマ、四葉に隠し事なんて出来ないってこと判らせてあげるデス」
ガチャ
とその時隣の千影の部屋のドアが開いた。
出てきたのはなんと兄と千影!!!
(あ、兄チャマ、朝帰りなんて…………)
「凄かったよ兄くん」
そう兄の頬にキスをしながら微笑む千影心なしか赤くなっている、それに引き換え兄チャマの顔は妙に青ざめている。
(凄かった????凄かったって何が凄かったんデスか?!!)
そうこうするうちに2人は庭の方に消えていった。
「チャンスデス!!!今のうちにチェキしちゃいましょう」
足音一つ発てずに滑るように千影の部屋に入りこむ、その動きは忍者そのものである。
「相変わらず不気味な部屋デス」
四葉は千影の部屋が苦手だった、他の11人の兄妹の部屋には日頃から忍び込んでいるが千影の部屋でぬるぬるのヌメヌメの物体に纏わり付かれてから千影の部屋に近づく事すらしなかった。
「あのぬるぬるは居ない様デスね、……あ、あれは……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
と部屋の隅に何やら怪しい波動をビンビン放出している棺がある。
「あ、あの棺が怪しいデス!!おっと静かにしなくては行けませんね」
四葉は誰にいうともなくそう呟き、棺の蓋を開け中を覗いた。
「こ、これは……」
「ああ、見てしまったのか四葉くん」
「ヒイイイイイイイイ!!!」
その時後ろからのやけに嬉しそうな声に四葉は振り向く事が出来なかった。
スタスタと近づいてくる千影から瀕死の芋虫のようにずり下がる四葉。
やがて四葉の後ろに壁が立ち塞がり……。
「一応聞いておくけど、この事を誰にも言わずにそして私の僕になるなら許してあげても良いよ」
異様に冷たい千影の手が四葉の頬を撫でる。
「そそそそそそそそ、そんな事はででででででで出来ません!!そんなことしたら、かっこ悪くてあの世に行けません」
「予想どうりの反応で嬉しいよ、四葉くん安心したまえ痛くはしない、いやむしろとっても気持ち良いと思うよ」
「チェ、チェキーーーーーー」
その夜四葉は帰ってこなかった。
☆ ★ ☆
「ナンバー11からの連絡途絶えました」
咲耶は何故かオペレーターになっている可憐からの報告を苦々しく聞いていた。
「やはりチェキごときにあの魔女をどうこう出きるはずなかったか……」
「なんか咲耶ねぇ悪の大将みたいだよ……」
ぴく!!
痛烈なツッコミもこめかみを引くつかせつつ無視する咲耶、それはもう既に執念の塊だった。
「いいわ次!!!衛あんたが行きなさい」
「ええーー嫌だよーー死にたくないよーーー」
「大丈夫、千影だって人の子よ(たぶん)幾らなんでも妹を殺すとは思えないわ、まあ……とにかく良いから行きなさい!!!」
「いきなり話に現実味がーー!!『まあ……』ってなにーー」
「いいからさっさと行く!!!」
「うわーーん」
と半ベソいや7割方ベソかきながら部屋を出ていく衛の後姿を目端に捉えながら。
「まあどうせ衛なんかじゃあの子には適わないだろうけど……ふふふふふ」
「咲耶ねえさま悪役まるだしですの」
「衛さんも律儀に命令を聞くことないですのに……生真面目なんだから……」
やはり妹達は好きかって言っていた。
☆ ★ ☆
作戦2 あにぃを1日中引っ張りまわして千影ねぇと一緒に居れなくしよう
「ねえあにぃちょっとサイクリングにでも行かない?」
「ごめん衛、千影と約束があるんだ」
「えーーまたーー!?最近あにぃ付き合い悪いよ」
と無理やり自分を引っ張っていこうとする衛、その無邪気さの影には何故か必死さが感じられる。
(なんだ?今日はヤケに強引だな……。)
「いいじゃん千影ねぇとの約束なんて……」
「千影ねぇとの約束なんて、なんだい?衛くん」
「………!!!」
ビクっと震えた次の瞬間衛は動かなくなった、蛇に睨まれた蛙ってのはこう言う感じなんだろうなと思う。
「ちょっと兄くん悪いけど席を外してもらえないか?」
「ヒッ!!!あ、あにぃ……い、いか…な…」
衛が潤んだ瞳でこちらを見つめている……うーーん、これは……やっぱり。
「そうか、そうか2人っきりで話したい事があるんだね……じゃあ仲良くな」
「ヒッ!!あ、あにぃー」
「仲良くするよ、仲良くね……ふふふふふ」
その後やっぱり衛は帰らなかった
☆ ★ ☆
作戦3 千影ねえさまには少しの間眠っていただきますの
「千影ねえさまケーキですの、一緒にいかがですの?」
白雪がケーキと紅茶をもって千影の部屋を訪ねたのは夜の7時を少し廻った頃だった。
「…………そうだね、貰おうか」
(ふっふっふ、これで千影ねえさまもイチコロですの)
ちゃりーーん
白雪がそうほくそえんだとき、千影の手から滑り落ちた十字架が白雪の方に転がってきた。
「ああ……クロスが……白雪くん、すまないが拾ってくれないか?」
「はいですの」
カチャ
白雪はトレイをテーブルに置き、床に落ちた十字架を拾って手渡した。
「ありがとう、……それじゃあ頂くとするか……」
千影はそう言ってケーキを食べ、カップを口に運んだ。
それを見届け白雪もケーキを食べ、カップを口に運んだ。
(上手くいったですの、ふっふっふ、そろそろ薬が効いて来る頃ですの)
しかし千影はいつまでたっても何も変った様子を見せない。
(おかしいですの、そろそろ薬が効いてくる頃のはずですのに)
白雪が考えを巡らせてたその時、白雪は自分の視界が翳んできていることに気がついた。
(アレ?変ですの急に眠気が……)
そんな白雪の様子を千影はヤケに心配そうにこちらを見つめて呟いた。
「おや?どうしたんだい白雪くん?」
「……ううんなんでもないですのちょっと眠気が……」
「……ほう……そうかい、まるで眠り薬でも呑まされたみたいだね……?」
(ま……まさか…………さすが、ねえさま……侮れ……ません……………の…)
「くぅーー」
その後白雪は帰ってこなかった。
☆ ★ ☆
作戦4 ハイテクパワーで千影ネエを懲らしめろ……!!!
前略
「これで千影ネエも……」
とそのとき後ろから声が……
「……ほう面白そうなオモチャだね……」
「ひええええ!!!」
以下略
☆ ★ ☆
「ナンバー3ナンバー7ナンバー8からの連絡途絶えました」
「くううううう!!流石千影……侮り難し……」
「どうします?姉上様」
「こうなったら正面から強行突入よ!!!あの魔王の陰謀を暴くのよ!!!」
「何時の間にか魔女から魔王にレベルUP(?)してますわ」
「さすが姉上様、猪突猛進ですわね」
「うるさいわね!!勿論あんた達も来るのよ!!!」
「……へ?ごふごふ(吐血)すみません、持病の癪(※)が……」
(※癪は胸の下辺りが痛む事を指すので普通は吐血はしません)
口に当てたその手は真っ赤に染まっていた。
「鞠絵……あ、あなた……いつから吐血までできるように……まあいいわ、いいから来なさい!!!春歌!!!可憐!!花穂!!あんた達も来るの!!」
しかし怒りの燃えてる、咲耶にそんな小細工は通用しなかった。
「ううう、習得するのに大変な努力を積み重ねましたのに……『まあいいわ』の一言で済ますなんて……」
「ハイ!!ワタクシが兄君さまを必ずお救いして見せますわ!!」
「うん、怖いけどお兄ちゃんが千影お姉ちゃんだけのものになるのは嫌だもん」
「花穂頑張ります!!」
と言う訳で妹達は最終決戦に突入するのだった。
☆ ★ ☆
作戦5 千影!!あんたの陰謀は全てお見通しよ!!!(はったり)
とうとう最終決戦ね。
部屋の前で深呼吸をして千影の部屋のドアをバン!!と開ると同時に大声で叫ぶ。
「千影!!!あんた一体何を企んでいるの!!!!お兄様をどうするつもり!!!」
「…ふふふふふ…、ちょうど良いところに来たね、実験の成果を見せてあげるよ……」
そう言うと同時に千影の後ろの棺がギギギギギという音と共にゆっくりと開いてゆく。
「……さあ……出ておいで私の可愛い兄くんβ……」
「な、なによ!!それ!!!!」
その中にはやけに青白い顔をしたお兄様が収まっていた。
「……ふふふふ……」
「こ、これは一体なんなの!!!お兄様になにをしたの?答えなさい千影!!!」
「咲耶くん、これは兄くんじゃないんだよ、これは兄くんを元にして作ったホムンクルス『兄くんβ』だよ。複製には違いないが魂も複製して入れてあるから兄くんと同一人物と考えて問題ないよ。まあまだ寿命は1週間程度だし、記憶の複製にはもう少しじ時間がかかるが……完成すれば…………ふふふふ」
「ち、千影!!!あんたこれを作る為に一体どれだけお兄様を実験にかけたの!!!」
「……君は今までに食べたパンの枚数を覚えているかい?……」
「千影ーーーー!!!」
「ふふふふ……最高にハイって奴だよ……」
どうやら千影は危ない脳内物質120%状態らしいわね。
「そのお兄様βを使って何をするのかは知らないけれど、今まで散っていった可愛い妹の為にも、貴方を許す訳にはいかないわ!!!」
「………散っていったって姉君さま……」
「ところでつかぬ事を聞くが君達は兄くんを1人占めしたくないかい?」
「なによいきなり!!そんなのしたいに決まってるじゃない!!!」
「胸を張って言う台詞では無いと思いますわ」
「では君達に1人1体兄くんβをあげると言ったらどうする?まあ勿論完成したらの話だけど」
(騙されちゃ駄目咲耶!!所詮お兄様とは言っても偽者じゃない……、でも殆どお兄様同一人物と考えて問題無いって言ってたわ、でもホントかどうかは判らないし、罠かもしれないし……、でも見た目はお兄様だし……。)
「では私は一体貰いますわね」
「わたくしも貰いますわ」
「花穂もおにいちゃまべーた欲しいな」
「あんた達……」
流石にズッコケはしなかったものの脱力感は拭えない。
「で、でも私は散っていった妹達の為にも……」
私の言葉をさえぎるように、千影は何処からともなく取り出したリモコンのボタンを押した。
ピ!!
ウィィーーーーーン
天上からスクリーンが下りてきて電源が入る。
『コレさえあれば兄ちゃまの行動パターンを完璧にチェキ出来ます!!』
と嬉しそうな四葉、四葉……あんたは。
『あにぃと遊べないときでもこれでばっちしだね!!』
純粋に喜んでいる衛、そんな幸せそうな顔されたら……怒れないわね……。
『にいさまに食べてもらう前に試食させられますわ、効き目も試せますし……』
そういって何故か頬を赤らめている白雪、て一体何を試すのよ。
『うーーーんお小遣いは貰えないんだよね……でも咲耶ネエに付くより千影ネエについた方がいいみたいだね』
あの娘は……一度話をつけておく必要があるわね……。
「……ああ一つ言い忘れていたけれど……彼女達は今ちょっと離れの方に行ってもらってるんだよ……兄くんθとね……」
と今度はお兄様と楽しそうに遊んでいる、四葉たちの映像が流れた。
「……で咲耶くん……君はどうするんだい?」
そして千影は勝ち誇ったようにこちらを見つめてくる、千影の話に乗るのは癪だけど……。
「………………も、貰うわ」
「では交渉成立だね…」
「ってちょーーと待ったーーー」
「…お兄様…………どうしてここに…」
「兄くんあいかわらずこういう時のつっこみだけ早いね……」
突如出現したお兄様にも動じないとは……さすが千影ね……。
「人のクローンを勝手に作るなーーー!!!俺はド○ーじゃない!!!」
「クローンじゃない、兄くん……ホムンクルスだよ……」
「同じ事だーー!!!」
いつもは優しいお兄様だけど、青筋を立てているお兄様も素敵ね。
「ところでお兄様いったいどうしてここに?」
「いやお前達がアレだけ騒げば変だな?ってくらいは思うだろ……」
「兄くん……いつもと違って今日は冴えてるね……」
「……的確なツッコミね千影……」
「お、お前ら………、と・に・か・く・こんな事止めなさい!!」
「兄くん……我侭は言わないでくれ……」
「どっちがじゃーーーー!!!!」
お兄様の渾身のツッコミも無視して更に続ける魔王千影。
「……これは私達の願いなんだから……」
「「「「「へ?」」」」」
千影?!……あなた……何言ってるの。
「……兄くんが12人いれば……私たちはこんな思いをしなくてもすむんだよ……」
なるほど……そうくるのね……流石千影、転んでもタダでは起きないわね。
「そうですわ……最近兄上様私達を構ってくださらないから……」
「兄君さまいつもワタクシ達の側に居てくだされば、このような事はしませんわ」
「お兄ちゃん、可憐たちはね、お兄ちゃんといられればそれで良いんだよ」
この変り身の速さはさすがは我が妹達……、でもね……締めを飾るのは私なのよ。
「しかしそれでもこれはやり過ぎ……」
「お兄様はどんなに私達がお兄様を想っているか、全然判ってないのよ!!!」
お兄様の言葉を遮るようにそう叫んで、床を見つめるようにして思いつめたような表情を作る……。
「さ、咲耶……」
ふふふふふ……あともう少し畳み掛ければ……。
「私たちはいつもお兄様のことを考えているの」
「だから……兄くん……私の想い受けとっておくれ……」
ちゅう
「だから、お兄様……私の想いをうけ……」
最後の締めのために顔をあげた私が見たのは……千影と唇を合わせているお兄様の横顔だった。
「あああああああああんたはーーーー何しているのよーーーーー」
「……兄くんに私の気持ちを知ってもらおうと思ってね……」
「ち、千影……お前……」
「……兄くん……」
「お兄様!!!千影も!!!なに紅くなって見詰め合ってるのよ!!!」
しかも『普段は無口でポーカーフェースな彼女が……』なんて高等技術を使うなんて。
「兄くん……だから私達の想いを受け取ってくれ……」
「あ、ああ……、なんだか上手く誤魔化され……」
「あーーーもうこうなったら私もキスしてもらうわ!!」
「『こうなったらって』お、おい咲耶ちょっと待った。キスってのはそう言うもんじゃないだろオイ……。千影、春歌、助けてくれーー鞠絵ー可憐ーー!!」
そう言ってキスを迫る私の頭を両腕で押さえながら助けを求めるお兄様。
だけどね……、まだまだ、甘いわねお兄様。
鞠絵達は私が目配せをするとすぐに私の意図を汲み取ってくれた。
「……でも私だけ兄くんとキスをするってのも不公平だから……」
「ワタクシも初めての接吻は兄君さまにしていただきたいですわ」
「可憐もお兄ちゃんとキスしたい!!」
「わたくしもファーストキスの相手は兄上様が……」
「え、ええーー」
「ほらお兄様観念しなさい!!!」
1時間後
「俺……汚れちゃった……しくしくしく」
「良いじゃないの減るもんじゃないし」
「咲耶、それちょっとオヤジ臭いぞ……」
☆ ★ ☆
……このあと兄くんと皆で旅行に行く事になった……
最初の計画とは大幅にずれてしまったけれど……これはこれで良かったのかな?
終わりエンドが難しかった……なんとなく章ごとに視点を変えようとしたら……ラスト10行書くのに2ヶ月かかった……。
それ以外は1、2日で書き終わってるのに……
ちなみにこのSSは某ジャンプ系の漫画のパロディーをする為だけに書きました。
ネタが判ってくれると嬉しいな……。
で結局兄くんβがどうなったかというと……
「うわーーーーーどろどろになってる、溶けてるよ!!溶けてるよ!!」
自分と同じ顔をしたものがどろどろになっていく……はっきり言って死ぬほど気色悪い……。
「何を慌ててるんだい……?ホムンクルスの寿命は1週間というのも死ぬ時は溶けて崩れるというのも相場は決まってるじゃないか。まあコレから寿命を延ばすのが課題だったんだけどね」
「どこの相場だ、どこの……まあ……成仏しろよ……」
俺が手を併せると不思議そうにこっちを覗いていた千影がポツリと呟いた。
「兄くんβの魂は兄くんから分けてもらった物だから成仏とかはしないと思うよ……ただ兄くんの寿命が少々……」
「え?なに千影?」
「……いや……、なんでも無い、なんでも無いよ、ふふふふふ」
本当に終わり
本当は鞠絵あたりに『貧弱貧弱Urryyyyyyyyyyyyy』とか、花穂あたりに『お前
のスタンドが一番なまっちょろいぞ』とか、やりたかったのですが……間的に苦しいのでやめにしました。
それではまたいつか……
たこつぼへの感想はこちら
gath@hamal.freemail.ne.jp
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