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=山へ行こう(咲耶)=

作者 ソルさん


「なんでこんなことになったんだろう・・・」
俺は山に来て以来、何度目になるか分からない言葉を呟いた。
山は緑で満ち溢れ、木々からうるさいほどの蝉の声が響いてくる。
登山客も大勢いて、額に玉の汗を浮かべながら、それでも嬉しそうに山を登っていく姿が目にうつる。
空は快晴で、まばらに浮かんでいる雲の隙間からこぼれてくる太陽の日射しがとてもまぶしい。
それにも増して、周囲にさんさんたる輝きを放っているのが、俺の”両隣”にいる女の子二人だ。
一人は言うまでもなく、妹の一人である咲耶だ。もう一人は以前に知り合った女の子、橘静流だったりする。
実はこの二人が俺の苦悩の素(もと)なのである。
女の子二人が仲良く会話するのはとてもかしましいと思うのだが、その内容がかなりきわどい。
「このお兄さんって、前に私を買おうとしたことがあるんですよ」
「へぇ〜、そうなんだ〜♪」
「結構凝るタイプだって衛ちゃんも言ってたし、結構タイプだしちょっとはいいかなー、なんて思ったりもしたんですけど・・・」
「私のことはすぐに飽きたみたいだったけどね?お兄様♪」
咲耶・・・音符を出す度に俺の腕を締め付けるのはやめてくれ・・・血がとまりそうだ・・・
それに橘さんも橘さんだ。やばい話題ばかりを咲耶に振らないでほしいよ、ホント。
そんな会話をする二人にはさまれて、俺は生きた心地がしなかった。
さらに、美女二人を両脇に抱える男、というのは何かとやっかみの対象となるもので、周囲からの視線(主に男)を痛いほど感じる。
「あらお兄様、どうしたの?黙りこんじゃって」
「お兄さん、私たちとじゃつまらない?」
俺が何も喋らない、いや喋れないのを不思議に思ったのか、女の子二人が心配そうに聞いてくる。
「いや、そんなことないよ、橘さん」
歩きながらそう返事をすると、
「やだお兄さん、橘さんだなんて水臭い。知らない仲じゃないんだし」
静流でいいわよ、と俺の肩を叩きながら橘さん、いや静流ちゃんが笑顔で言ってきた。
俺はその表情に、妹たちにはない大人の魅力というやつを感じた。
年齢は大して違わないはずなのに、どことなく静流ちゃんが大人びて見えたのだ。
その表情に見惚れていた俺は左隣にすさまじい殺気を感じ、恐る恐る自分の左側に視線を向ける。
そこでは案の定、両目をきっと吊り上げた咲耶がすさまじい形相でこちらを見ていた。
「お兄様、何を見ていたのかしら?」
その途端、あの形相が嘘であったかのように表情が一変し、いつもの笑顔に戻る。
だが笑っているのは顔だけで、その目には般若の心を宿したままだ。
その証とでも言わんばかりに、俺の左腕が痛々しい悲鳴をあげる。
当の咲耶は表情一つ変えず、さらに俺を捕まえている腕に力をこめていく。
なんでこんなことになったんだろう・・・
左腕の断末魔を聞きながら、俺はそんなことを考えていた。

妹たちと二人っきりの登山・・・8人目は咲耶だ。千影と山から帰ってきてからというもの、俺は咲耶にいろんな買い物に付き合わされた。
ブティックでは登山に向いている服装をコーディネイトしてもらい、ショッピングセンターでは、水などの登山に必要な食品などを一緒に買ったり・・・
デートさながらの状況で2,3日を過ごしたのだ。
その行動は当然のことながらほかの妹たちの反発を招くことになり、それを静めるために、俺は妹たちとショッピングに行くことを強引に約束させられてしまった。
なんでこんなことになるんだろう・・・
どうしてもそう思わずにはいられなかった。今まで二人っきりで山に行ったというのに、まだ足りないのか・・・
そんな気持ちが頭の中を離れずにいた。
しかしそんな中で、可憐だけが俺とのショッピングに乗り気ではなかったのが、かなり気になる。
いつもの可憐だったら、飛び跳ねるくらいに喜んでもいいはずなのに・・・
そんな時、ふっと可憐の悲しげな顔が頭に浮かんできた。
俺が妹たちとショッピングに行くことを半ば強引に約束させられたとき、周囲を取り囲んでいた妹たちの集団から少しはなれた場所で浮かべた表情を、俺はしばらくの間忘れることができなかった。
俺は一体何をやっているんだ・・・俺は可憐のことが好きじゃなかったのか?
今になって、あのときの悪魔の言葉が俺の心を締め付ける。
『お前は本当に可憐が好きなのか?』
初めてそう問われたときは、当たり前だ、と突っぱねることができた。だけど今、もう一度聞かれたら・・・
その思いは、妹たちと山へ行くたびにだんだん強くなっていく。
俺は可憐が好きだ。その気持ちに偽りはない。俺は本当に可憐が好きなんだ・・・
そんなうやむやした気持ちのまま、咲耶と山へ行く日がきてしまった。
千影と山から帰った4日後、俺は咲耶に選んでもらった服を着て、咲耶は俺が選んだ服装で登山道の入り口に立っていた。
「早く行きましょうよ、お兄様」
「ああ・・・」
俺の左腕に自分の両腕を絡めて、胸を押し付けながら嬉しそうに咲耶が言ってくる。
ずいぶんと成長したなあ・・・
山に吹いているすがすがしい空気を味わいながらそんないけないことを考えていると、あの・・・という声がして、俺の肩を誰かが叩いてきた。
何だろうと思って振り向いた先には、高校生くらいのロングヘアの女の子が笑顔でこっちを向いていた。
「君は確か・・・」
「『山の家』でウェイトレスをしてた、橘静流です。お久しぶりですね、お兄さん」
忘れてはいなかったのだが咄嗟に名前が出てこず、先に自己紹介をされてしまった。
彼女とは前に一度あったことがある。以前、衛と一緒に山へ言ったときに食事をした喫茶店のウェイトレスだ。
その時、衛は彼女のことがたいそう気に入って友達になったのだ。彼女のほうも恐らく同じ気持ちだろう。
それにしてもウェイトレスの仕事はいいのだろうか?
「今日はお仕事休みなんですよ。だからハイキング気分で遊びにきてるんです」
俺の心を読んだかのごとくそう言って、初めて会ったときのようにウィンクを投げかけてくる。
迂闊な事に思わず微笑み返してしまった俺は、左隣にいた咲耶に、つかまれていた腕を極められてしまった。
肩の関節がみしみしと音を立て、手首が曲がるはずのない方向に曲がっている。
「この可愛い人と何かあったの、お兄様?」
関節技を完璧に極めつつにっこりと言ってくる咲耶はとても怖かった・・・
「な、何もないって・・・い、痛いっての」
「でも前に会ったことはあるのよね?」
「説明する、説明するから、とりあえず離してくれ!」
腕の耐久値に限界を感じたので咲耶に頼んでみると、
「あと20秒ね♪」
という答えが、極上の笑顔とともに返ってきた。非常に魅力的な表情だったのだが、状況が状況なのでゆっくり観賞する機会は与えられず、うんざりと地獄の20秒をすごす羽目になった。
「さ、説明してもらいましょうか、お兄様」
「痛くてそれどころじゃないんですけど・・・」
地獄の20秒が過ぎ地面に放り投げられた俺は、肩と腕の痛みのせいで満足に喋ることができないでいた。
なんかやけに長く感じたので咲耶に抗議したが、気のせいよ、と軽くあしらわれてしまった。
ようやく痛みも収まりかけてきた頃、咲耶に橘さんの事を紹介する。
前に衛と山へ行ったときに知り合ったこと、衛の友達だということ・・・
「まあっ、そうだったの?ごめんなさいね、お兄様」
「分かってくれればそれでいいさ・・・」
「さすがお兄様、心が広いわねっ♪」
そう言うなり、痛みのせいでまだ立ち上がれず地面に腰を下ろしていた俺に抱きついてきた。
「よ、よせって、人が見てるだろ・・・」
「じゃあ見ていなければいいのね?」
俺を押し倒して馬乗りの姿勢をとっている咲耶がとんでもないことを言い放つ。
冗談じゃない。人が見てる見てないの問題ではないのだ。第一俺には可憐がいる・・・
「どうなの、お兄様?」
その表情は魅惑的な雰囲気をかもし出し、さながら甘い香りのする禁断の花のようだった。
だが俺はその誘惑に惹かれるわけにはいかない。可憐の悲しむ姿を見たくないのだ。
『本当にそう思っているのか?』
『いいかげんしつこいぞ!』
悪魔の声は非常にうっとうしかった。何故悪魔が現れたのか、それさえ分かれば・・・
『悲しむ姿がみたくないだって?それは偽りさ。可憐を理由に使ってるだけだ』
『そんなことは・・・』
『クックック・・・自分の気持ちに自信がもてなくなってきたな』
『うっ・・・』
『それでいいのさ。いずれお前の真実の姿が見えてくる・・・』
俺の真実の姿・・・だと?俺は可憐が好きだ。このことは何があろうと決して変わらないんだ!
その思いをさらに固くして、俺を押さえつけている咲耶を押しのけて立ち上がると、
「さ、山に登るぞ」
その場にいる二人の女の子に向かって言い、一人で山に入る。
後ろから俺のあとを追いかけてくる二人分の足音を聞きながら、俺は雄大な山の自然を堪能していた。

その広場は人でいっぱいだった。その山の7合目ほどに位置するそこは、壮大な自然の風景を存分に楽しめる場所として、ガイドブックに大々的に紹介されているほどだ。
そのため、この一大観光スポットは非常に混雑していて、風景を楽しむ余裕はなさそうな感じがする。
さらに俺は左腕がやばい状態だし・・・
咲耶に思いっきり締め付けられた結果、俺の左腕にひびが入ったようなのだ。
一体どんな力をしてるんだ・・・
改めてそう思わずにはいられない対象である当の咲耶は、静流ちゃんと一緒にこの人の多さにうんざりしている様子だ。
「すごい人ね・・・」
「ここは観光スポットの中でも特に人気のあるところですから・・・」
咲耶が素直な感想をもらすと、静流ちゃんが簡潔に理由を述べる。
俺だってこんなに混んでいるとは予想していなかった。
ガイドブックには確かに『混雑することがあります』と書いてあったがまさかここまでとは・・・
「どうしよう、お兄様」
「うーん、いっそ頂上まで登ってみるか」
頂上はさすがにこんなに混んじゃいないだろう・・・そう判断した俺は、頂上へ行こうと持ちかけた。
「そうですね、ここはすごく人が多いし」
「ここよりはましだと思うわ」
二人から特に反対意見も出なかったので、頂上へ行く事にした。
人ごみをかき分け頂上への道を目指していた時に、俺たちの前に三人の男たちが現れる。
高校生ぐらいのラフで動きやすい服装をしているその三人組の一人が俺のほうに詰め寄ってきて、
「熱いね兄ちゃん、両手に花とは」
こんなことを言ってきた。ほかの二人は左右に散開して俺たちを包囲する。
なるほど、こういう手合いか・・・
両側に回った二人を横目で確認しつつ、改めて正面の男を観察した。
この手の輩は春歌好みだな、と思いながらこの男がどういう行動に出るのか、ある程度の予想を立てた。
まず俺に難癖をつけ、反発したところで殴りかかる。その隙にほかの二人が咲耶たちを連れ去り、この男は倒れた俺に蹴りをかましつつ捨て台詞をはいて二人の後を追う・・・こんなところだろう。
周りもこの状況に気付いたらしく、俺たちを中心にしてちょっとした人だかりができていた。
その時正面の男がいきなり俺の左腕をつかみにかかってくる。予想外だなと思いつつ体をひねり第一撃をかわして、反撃に移ろうと右拳を握り締めた。その途端咲耶の悲鳴が小さく聞こえたので、慌ててその方向へ振り向こうとした俺に、第一撃をかわされた男が俺の左下のほうから右フックを放つ。体を沈め第二撃を避けると、がら空きになった男の腹へ、全体重をかけてえぐるようにこぶしを打ち込むと、かはっという悲鳴がして男の体がくずおれた。
「咲耶!静流ちゃん!」
その光景を見ていたらしい周囲の観客から拍手と歓声を受け、咲耶と静流ちゃんに声をあげる。
咲耶は掴まれていた男の腕を振り解き、逆にその肩をつかみ膝蹴りを叩き込んでいた。それでも気が済まないのか、腹を押さえてうずくまる男の首筋めがけひじを打ち込む。
苦痛の表情を浮かべ地面に倒れ伏す男を踏みつけ、観客の声援にこたえる咲耶は、なんと言うかものすごく嬉しそうだった。
それを見てとりあえずほっとした俺は、静流ちゃんのほうに視線を向ける。
静流ちゃんは飛びかかってくる男を軽々とかわしている。その光景は、まさに闘牛士と闘牛・・・
何度かかっていっても静流ちゃんの動きをとらえることができない男は、かなり息があがっていた。
それに対し静流ちゃんのほうは、まったくといっていいほど息が乱れていない。
最近の女の子ってのは強いんだな・・・
そんなことを考えていると、今度は静流ちゃんのほうから動いた。懐から何かを取り出すと、男に向かって振りまいたのだ。静流ちゃんと男の間に粉のようなものが舞い、それを吸い込んだ男は口を押さえて咳き込みはじめた。その隙を着いて静流ちゃんが間合いを詰めると、今度は板のようなものを取り出しその角で男の後頭部を強打する。
その一撃が聞いたのか、男の体が地に沈む。それでも形相を浮かべて何とか起き上がってきた男は、俺と咲耶の方を伺って表情を一変させた。
「お前の仲間はもういないぜ」
「覚悟してもらいましょうか」
俺と咲耶がそう言うと、男は身をひるがえして人だかりの中へ逃げ込もうとする。
「逃がしません!」
静流ちゃんはそう言うなり懐から丸い板のようなものを取り出し、フリスビーの要領で、逃走に移っている男の後頭部めがけて投げつけた。
それは見事に後頭部に直撃し、男は前のめりに地面に叩きつけられる。
三人の暴漢を倒した俺たちは観客のすさまじい歓声と拍手を浴びながら、改めて頂上へと登っていった。

「とんだ騒ぎになっちまったな」
登山道を登りきって頂上にたどり着いた俺は、先に到着していた咲耶と静流ちゃんに声をかけた。あんなことがあって相当参っているだろうな、と思っていたら、
「結構楽しかったわよ、ねえ、静流ちゃん」
「久しぶりに運動ができたので、すっきりしましたよ」
二人の強者はこんなことを言い出した。
「そ、そうか・・・」
二人の言葉に何か恐ろしいものを感じた俺は、思わずあとずさってしまう。
「ところで静流ちゃん、あの時懐から何を出してたんだ?」
広場から頂上へ向かう間、ずっと心に引っかかっていた疑問を思い切って聞いてみた。何であんなもんが懐から出てくるんだろうか。
「ああ、これのことですか」
と、懐から再び何かを取り出した。
静流ちゃんの手の中にはこしょうのビンと、レストランなどで注文をとるときに使う機械が、お盆に載せられていた。
俺はそれらを見て、なるほどとあの時のことを思い出していた。
男に振りまいたのはこしょうで、後頭部を強打したのはこの機械、で、逃げるところへ投げつけたのはお盆だったというわけか・・・
「何でこんなもの持ってきたの?」
「『山の家』の教えなんです」
静流ちゃんの手の中にある様々な物を指差してたずねる咲耶に、静流ちゃんは胸を張って答える。
「『ウェイター・ウェイトレスたるもの、常に商売道具を身につけておくこと』ってね」
あの喫茶店にそんな教えが・・・何なんだあの店は。
『山の家』の謎をまたひとつ発見した俺は、視線を山の外へと向けた。
そこでは青空がこれでもか、というくらいに広がっていて、その下には緑色をした山が悠然とたたずんでいる。
崖っぷちに木が立っていて視界が狭いものの、ここの風景もまた絶品だった。
「いい眺めね・・・」
「ああ、そうだな・・・」
可憐にも見せてやりたいな・・・
そんなことを考えていた俺は、目の前に咲耶の顔があるのに驚いてしりもちをついてしまった。
「今可憐のことを考えてたでしょう」
「い、いや、そんなことは・・・」
ずばり急所を突かれあたふたしている俺を見て、静流ちゃんが忍び笑いをもらす。
「いいのよ、隠さなくても・・・」
「咲耶・・・」
咲耶の表情がだんだんと暗くなっていく。こんな表情を見るたびに、俺はやりきれない気持ちが広がっていくのだ。
「お兄様は・・・優しすぎるから・・・」
涙目でそう言うといきなり、俺の体を抱きしめて泣き出してしまった。
ふと周りを見ると、静流ちゃんの姿がどこにも見当たらない。気を利かせて場を外してくれたのだろうが、その心遣いも俺の心を締め付ける。
「俺は可憐が好きだ。それはずっと変わることはない」
正直な気持ちを告げると、咲耶は顔を上げて俺にキスをした。
あの、咲耶・・・舌が入ってるんですけど・・・
それはどのくらいの時間だったのだろうか、あまりの気持ちよさに頭がぼうっとしてきた頃、咲耶はようやく身を離した。
「私たちに優しくしないでよ、お兄様。私たちだけじゃなくて可憐も辛いのよ」
そう言う咲耶の表情はとても痛々しく、俺は咲耶の顔を直視できなかった。
ふと気が付くと涙が出てきた。止めようと思っても止まらない・・・
「お兄様・・・」
「本当に・・・ごめん・・・」
俺はそれだけ言うのが精一杯だった。ほかには何も言えない状態だった。
そんな俺を咲耶が優しく抱きしめてくる。
「優しすぎるのよ、お兄様・・・」
その声を聞いたら、また涙が出てきた・・・

そんな状態だったため、記念写真は咲耶の方から言い出してきた。
この旅の思い出に・・・と言っていた咲耶の顔に、二筋の涙の跡を見つける。その顔を辛い思いで眺めつつ、俺たちは頂上で写真を撮った。

そうさ、俺は可憐が好きなんだ・・・
そしてその思いは、ずっと変わらない・・・


-続く-

=あとがき=
好きになるってのは、辛いことですね・・・
これ書いてて心底そう思いました。
恋愛経験もない自分が何を言ってるんだろう?と疑問に思う今日この頃・・・
『山へ行こう(咲耶)』をお送りします・・・
ブルーなあとがきですいません。これ書いた直後なんで、気分がブルーなんです。
許してください・・・
次回また会いましょう・・・(はあ・・・辛い・・・)


ソルさんへの感想はこちら
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