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天使たちのティータイム

作 雄一さん


それはかなり昔のお話・・・・遠い世界のお話。
その世界では天使と魔族が戦っていた。
魔族は天使の世界を手に入れようと次々に魔物を送り込んでいく。
対する天使は「クルセイド」と呼ばれる天使を使いそれに対抗してた。
やがて戦いは膠着状態におちいった・・・・


「アルテミス」
男は少女の名をよんだ。アルテミスと呼ばれた少女は読んでいた本を閉じると男のほうを見る。
「やあマスター・・・」
アルテミスはその男に笑顔で応じる。
「今日も読書かい?」
「まあね・・・それで何のようかな?」
「エールが人間界で新しい花を見つけたそうなんだ・・・一緒に見に行かないか?」
「いいね・・・たまには気分転換も必要だ」
本を懐にしまうとアルテミスは立ち上がる。そして男と一緒に目的地に向かう。


「綺麗だね・・・セーラ・・・」
「うん・・・本当に綺麗・・・」
「綺麗・・・」
少女たちは花瓶に刺さっている花に見とれる。
「やあ・・・セーラ、リトル、スイート、これがエールが取ってきた花なのかい?」
「あ、アルテミスお姉たま」
「アルテミス姉さま様」
「姉や」
名前を呼ばれた少女はアルテミスの方をみる。
隣にはお盆を持ったツインテールの髪型をした少女が立っていた。
「あ!!ヴィーナスお姉たま!!」
「ふふ・・・みんなお茶にしない?」
「いいですね・・・」
早速ヴィーナスと呼ばれた少女はカップに紅茶を入れていく。
ハーブのいい香りがあたりに広がる。
思わずその香りに酔ってしまうセーラ、リトル、スイート。
「いい香りだな・・・」
「あ!!マスター!!」
「マスター、いい香りでしょう」
「ああ・・ヴィーナスの新作かい?」
「ええ・・ラベンダーの花って気分を落ち着かせる効果があるから・・・その他にも色々と・・さあどうぞ、マスターユウ」
「うん頂くよ」
ユウと呼ばれた男はヴィーナスからカップを受け取り一口飲む。
「・・・いい味だね・・そういえばエールはヴィーナス?またどこかで転んでるんじゃないだろうね」
「まさか・・でもあの子なら・・・」
その時だった。
「あっマス・・・」
どた!!
「ううううう・・・」
「大丈夫かエール?」
「うん・・・あーあまたマスターにドジなところ見られちゃった・・・マスター・・エールのこと見捨てないでね」
「見捨てないって・・・エールって心配性だな・・」
エールと呼ばれた少女を立たせてやるユウ、するとそのあとから二人の少女達が走ってきた。
「エールってば・・・すぐマスターのところに走って行っちゃうんだもん」
「御免なさい・・・チェリーお姉ちゃま・・」
「まあ元気があっていいじゃないか・・・チェリー」
「そうデス、その方がチェキのしがいがあるのデス」
「フォーリーブスまで・・・もう・・」
「フォーの言うとおりだ・・・ガードルートぐらいの元気がちょうどいいんだ」
「マスターったら・・」
「そういえばルーたちは?」
「もうそろそろ来ると思いますけど・・あ、どうやらきたようです」
チェリーが空を見上げると、翼を生やした少女達が飛んできた。
「マスターぁ!!」
「ただいまぁ!!」
「どいてどいて!!」
少女たちはそう叫びながらものすごい速さで降りてくる。
そしてものすごい音を立てて着地をする。
「あいたたたたた・・・あーあやっちゃった・・・」
「もーベルったらそんな奇妙な物をつけてスピードを上げるんだもん」
「うううう・・・痛いですの・・」
「変なものと呼ばないでよルー、これは風の精霊の力を借りることによりスピードを上げて・・・」
「ベルちゃん・・・そんな事説明されたってわかんないよ・・・」
「えー・・止めないでよバニラ・・・ここからがいいところなんだから・・」
「まあその説明は後で聞いてやるよ・・ベルたちも一緒にお茶でもどうだ?」
「あ、いいねそれ。急いで飛んできたから喉乾いちゃって」
そういうとルーは早速ユウからカップを受け取る。
「おやつも作ってきましたの、マスター一口どうですか?」
「お、スーの作ったおやつか・・・頂こうか」
「はいですの、皆さんでいただきましょう」
「わーい」×11
やがて賑やかなティータイムが始まる。
マスターであるユウとクルセイドであるバニラ、ガードルート(通称ルー)、エール、ヴィーナス、リトル、セーラ、
スノーホワイト(通称スー)、ベル、アルテミス、チェリー、フォーリーブス(通称フォー)、スイートにとってこの時間が一番落ち着ける時間である。
「ねーねーマスター、リトルね夢見たんだよ」
「あーまた始まったリトルの夢の話」
「早速チェキなのデス」
「どんな夢なのリトル?」
「うーんとねバニラお姉たま、あのね・・・」
「早く話してよリトル」
「せかすな、ルー。話してごらんリトル」
「うーんとね・・・リトル達がね人間界で暮らしてるの」
「へー・・・で皆はどうしてるんだい?」
「みんなはね・・・大きな家で一緒に暮らしてるの」
「一緒に?」
「うん」
「へー・・・ねえリトル・・・マスターはどうしてるの?」
「マスターも一緒に暮らしてるの」
「本当?」
「うん!!その大きな家でねみんなマスターの家族になってるの」
「家族?」
「うん、あれ?家族だったかな?・・・ええっと・・・・恋人かな・・それとも・・・妹かな?」
「どれだっていいじゃないか・・・みんな仲良く暮らしてるんだから」
「うん、毎日がとっても楽しいの!!」
「そうか・・・」
リトルの話にクルセイド達が集中している。
ユウはそんな彼女達を温かく見守る。
だが彼女らは知らなかった、リトルの見た夢がそのうち現実になることを・・・。


あとがき
シスプリの新しいシリーズになる予定です
たぶん・・・・
彼女達の前世って感じで書いてみました。
キャストは
マスターユウ:悠
バニラ:可憐
エール:花穂
ガードルート:衛
ヴィーナス:咲耶
リトル:雛子
セーラ:鞠絵
スノーホワイト:白雪
ベル:鈴凛
アルテミス:千影
チェリー:春歌
フォーリーブス:四葉
スイート:亞里亞


 


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yuuiti53@hotmail.com
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