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デパート大決戦(前編)

作 雄一さん



ついに来た・・・この日が・・・。
「いよいよだね・・お兄ちゃん」
どれだけこの日を待ちわびていたか・・。
「頑張ろうねお兄ちゃま」
「頑張ろう、あにぃ!!」
準備は万端、あとは時を待つばかり・・・。
「準備はよろしい?お兄様」
「おにいたま、ヒナも頑張るよ!!」
「私も全力をつくしますわ・・」
「姫も頑張りますの」
「アニキ、頑張ろう!!」
もうすぐ始まる・・・決戦が・・
「・・負けられないよ・・兄くん・・今日は・・」
「兄君様、必ずお守りいたしますわ」
「四葉も頑張る!!」
「くすん・・亞里亞・・・怖いです・・」
はじまる・・・戦いが・・・・




(おはようございます、ようこそベティーズの特売セールへ、まもなく開店です)
「みんな!!いくぞ!!」
「おお!!」×12





可憐のお買い物・・・・
「どれにしようかなぁ・・」
楽器売り場で可憐は迷っていた。
「ねえお兄ちゃん・・・どれがいいかな?」
「ん?」
「ショパンとベートベン・・」
「うーんショパンかな・・」
「じゃあこれと・・」
楽譜を持ったまま可憐はピアノ売り場に向かう。
ピアノを一通り見ると俺の元に戻ってくる。
「ねえお兄ちゃん・・・あのね・・」
「ん?」
「可憐・・新しいピアノが欲しいの・・」
「いいぞ・・どれが欲しいんだ?」
「これ・・」
可憐が指さしたピアノ・・・大きくて高級そうだなぁ・・
・・・ええっと・・いくらだ?
一十百千万・・・・・・・・・・っへ?
もう一回・・・一十百千万・・・・・・およよ?
もう一回・・・・一十百千万・・・
「・・・五百万?」
「ダメ?」
「・・・あそこにコンパクトでかっこいいシンセサイザーがあるぞ」
その後、何とかお手軽な値段のピアノで妥協してもらった。



花穂のお買い物・・・
「ええっと・・・これと・・これと・・・」
お・・・重い・・・花穂・・あと何を買うんだ?
さっきから園芸用の土や肥料、苗木、花の種を大量に買い込んでいる。
いくら特売だからってこんなに買い込むことは・・・。
「あとは・・・あ、あの苗木安い・・・」
のわ!!な・・なんて大きな苗木なんだ・・・・?
ていうかあれ苗木か?既に成長しきってないか?
しかも花穂はもの欲しそうにその苗木見つめてるし・・・
そんなものが欲しいのか花穂?
「ねえ・・・お兄ちゃまぁ・・・」
ああ・・花穂よ・・そんな目で見つめないでくれ・・・
その目で見つめられると俺・・・・
「これ買っていい?」
「(こくん)」
数分後・・・巨大な苗木を抱えて精算している俺の姿があった。





衛の買い物・・・・
「ねえあにぃ・・どっちがいいかな?」
衛が二つのローラーボードを長めながら考え込んでいる。
「どっちも同じじゃないか?ローラーボードなんだし・・」
「でも・・こっちはデザインがいいし・・こっちは値段が安いし・・・あ・・あれ・・」
衛が何か見つけたようだ、後をついて行くとそこには健康器具が並んでいた。
深夜の通販で売ってそうなものばかりだ・・・
「ねえあにぃ・・ボクこれ欲しい」
衛がさしたものは・・・な・・・
「なんじゃこりゃあ!!(松田優作風に)」
目の前にはフリークライミングの練習に使う壁が・・もしかしてこれ・・売り物?
なぜにこんなのが売っている・・・それ以前にこれ買う奴いるのか?
でかいし・・・・値段は・・・・ぎぇええええええ!!!驚きのプライス品って・・・800万がか?
ていうかこんなの欲しがるなよ衛・・・
「・・・フリークライミングは危ないから止めなさい」
その後、衛を説得するのに二十分かかった。




咲耶の買い物・・・
「どお?お兄様?」
試着室のカーテンが開く・・・おおお!!!
せ・・・セクシー・・だ・・・
とても中学生とは思えない・・。
「似合う・・」
思わずそう言ってしまう・・いや・・本当に似合う・・
マジで・・・店員や男の客も思わず見とれてるし・・・
「じゃあこれ買おうっと・・次は化粧品ね」
咲耶は精算を済ませると化粧品売り場に向かう。
そこは・・・女の戦場だった・・。
下は15歳から上は75ぐらいだろうか・・・
女が特売品に群がっていた。
押したり、引っ張ったり・・・・恐るべし・・
「さあ行くわよ!」
咲耶はその群れの中に突っ込んでいく。
はじめは変化は無かったが・・・
「お兄様のため!!」
「どきなさいよ!!」
「石破ラブラブ天驚拳!!」
「ブロークンマグナムぅ!!」
「ドラグ・スレイブ!!」
・・・・強くなったなぁ・・咲耶・・・





雛子のお買い物・・・
おもちゃ売り場で雛子は目を輝かせていた。
「雛子、何欲しい?」
「ええっとね・・・・」
雛子は特売品のおもちゃの中から欲しい物を探す。
魔法使いKAHOちゃんの変身セット、よいこの入浴セット、ピヨちゃんのアイスクリームを作ろう、奥様なりきりセット・・・
「あとね・・・あとね・・・」
「雛子・・・そろそろ終わりにしないか?」
「だめ」
なんか・・重たくなってきたんですけど・・・荷物が・・・
「雛子・・・」
「あとねあとね・・」
おもちゃに熱中して人の話を聞いてない雛子であった。







鞠絵のお買い物・・・・
「まあ・・・北川先生の本が・・・こっちは水谷先生の・・」
鞠絵は本屋で本を買いまくっていた。
しかし・・・・・
「こっちにはたこつぼ先生のCHIKAGEちゃんシリーズ全50巻が・・・兄上様、これもお願いします。」
「お・・・おう・・」
おもい・・・一冊ならわかるが全巻セットなんか買うなよ・・・
「こっちはクランツ先生・・・こっちはフェル先生のストーリーオブデイズ全32巻が・・」
いい加減にしてくれないかな・・・なんか聞いたことがある作者の名前ばっかりだけど。
「ベルナール先生の本も・・今日はついていますわ・・。」
おおい・・・これ以上は・・・
「まあキノ先生や雷帝紳士先生、他にも・・・」
その後も雄一先生、U9先生、梨先生、SILVER先生、カンスケ先生、優賀聖先生、葉坂沙希也先生、Z-OUT先生、渡り鳥ユウ先生の本を買いまくっていた。
「兄上様、お願いしますね」
「・・・・はい・・」
山のような本を抱え、俺はレジへと向かった。






白雪の買い物・・・・・
「にいさま!!これを!!」
「おう!!」
食品売り場・・・俺と白雪は次々と買い物篭に食糧を積んでいく。
「にいさま!!あそこにお米の特売品が!!」
「よっしゃ!!」
お米の特売品を速攻で買い物篭に入れる。
「白雪!!鮭の切り身、一匹1円!!」
「はいですの!!」
大人の群れをかき分けて鮭を36切れ持ってくる白雪。
その後も次々と特売品を買い物篭に積んでいく。
「にいさま!!松坂牛のタイムセールがはじまりますの!!」
「おう!!」
俺と白雪は次の特売品を目指し超特急で肉売り場に向かった。




後半へ続く・・・。


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yuuiti53@hotmail.com
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