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花穂の誘惑
〜花穂BDSS〜
作 雄一さん
その日は白雪が強烈な料理を作っていた、ニンニクのにおいが部屋中に充満している。
「今日はニンニク尽くしですの」
白雪はそういいながらニンニクをばんばん鍋の中に放り込む、鍋の中身はすでにこの世のものとは思えない色をしていた。
その様子を汗ジトで見つめる可憐。
そんな強烈の匂いの中、美咲が買い物から帰ってきた、袋には白雪が頼んだ材料とペットボトルが数本・・・
「美咲お姉ちゃんお帰りなさい、何買ってきたの?」
可憐が美咲に駆け寄りペットボトルに興味を占めす、ラベルには英語ではない文字が打たれている。
輸入品らしい・・・美咲は一本手にとるとラベルを見る。
「ミネラルウォーターみたいなの・・結構安かったけど・・ちょっと怪しいのよね」
美咲は買ってきたミネラルウォーターのようなものふたを開けて一口・・・
しばらく舌の上で味わっていたが・・・
『ぶぉおおおおおお!!!』
テレビのコントのように口から水しぶきを上げる美咲。
「・・・・ウォッカだわ・・・メイドインロシアってある」
ラベルの一番端には小さく英語で「メイドインロシア」とかかれていた。
「へぇ・・・お水とよくにてるけど・・・」
「ニンニクの匂いがきつくて判別がつかないわよ・・・白雪、ほどほどにしてね」
さすがにこれは妹たちに飲ませることはできないと判断した美咲は、兄が酒をしまっている地下貯蔵庫の蓋を空けようとした、その時・・・
『どぉおおおおん!!!!』
すさまじい爆音とともに白雪の悲鳴が台所に響き渡る。
「きゃああああああですのぉおおおおお!!!」
「白雪!!何入れたのよ!!」
「大丈夫白雪ちゃん?」
突然鍋が爆発したらしい、美咲と可憐は白雪の元に駆け寄る・・・それと同時に
「ただいまぁ・・・のど渇いちゃった・・・」
花穂が帰ってきた、花穂はそのまま台所に直行する。
「わぁ・・・何この匂い・・・ニンニクくさい・・・」
異常に充満するニンニクの匂いに顔をしかめる花穂、その時テーブルの上のウォッカの入ったペットボトルが目に入る。
もちろんそのことは知らない花穂。
「部屋に戻ってよぉっと・・」
ペットボトルを一本抱えると花穂は自分の部屋へと戻っていった。
夕飯の時間、兄は花穂を呼ぶために部屋のドアをノックした。
「花穂、夕御飯だぞ」
しかし返事はない、何度もノックをするが「どた」や「ずどべし」という音も聞こえない。
不審に思った兄はドアをゆっくり開ける、中は・・・・真っ暗だった。
カーテンも閉め切っており、電気もついていない、しかも・・・
「うわぁ・・・なんだこのにおい・・酒のにおいだ・・・」
部屋の中にはアルコールの匂いが嫌と言うほど充満していた。
「おい花穂!!未成年がお酒を飲んじゃいけないんだぞ!!」
兄は部屋の電気をつけて叫んだ、しかし明るくなった部屋を見たとたん兄は硬直した。
目の前にはいつもの花穂らしい部屋ではなく、部屋の真ん中にベッドがおいてあるだけだった。
嫌な予感を感じる兄、その予感を現実のものにするかのようにベッドから花穂が起きあがった。
「いらっしゃいお兄ちゃま・・」
「花穂・・・・どうしたんだ?」
「うふふ・・・抱いて・・・」
「なるほど・・今回はオーソドックスですなぁ・・・・はぁ・・・」
今回は最終回なのにお約束なパターン
であることにちょっと残念に思う兄。
「花穂・・・どいう経緯でそんな状態になったかは知らないけど・・・やめなさい」
「い・や、最終回だからやめないもん」
花穂は枕の下からリモコンを取り出しスイッチを押す、とたんに窓にシャッターがおり、ドアの鍵が閉まる。
兄は完全に閉じこめられてしまった、それでも取り乱さない兄。
「無駄だよ花穂、千影の隠し通路で脱出できる、この前教えてもらったんだ、花穂の部屋の場合は・・」
そういうと兄はクローゼットに向かう、普通ならそこに隠し通路があるはずだった・・・しかし・・
「あれ?」
無かった、隠し通路に手を入れようとしても手が入らない・・・
「ふさいじゃった(はぁと)」
「・・・どうやって・・」
「ないしょのしみつ」
花穂は立ち上がるとおもむろに服のボタンを外しはじめる。
兄は必死に隠し通路を探した、しかし何度手を入れようとしても壁にぶつかるだけ、戯れ言では無かったようである。
そして・・・花穂の服が床に落ちる、そこにはブルマーと体育着を着た花穂の姿が。
「・・・・チアじゃないんだ・・」
「残念?」
「ちょっと・・・・じゃなくて・・・」
「さぁお兄ちゃま・・・」
ブルマー姿の花穂が兄に迫ってくる、それでも兄は取り乱さなかった。
「はははは、オチは見え見えなんだよ花穂、俺が鼻血を出すか花穂が寝るかなんだよこの場合」
「ふぅーん・・・思惑通りいくかしら?」
花穂はなおも迫ってくる、兄はオチの時間がくるのを待った、しかし・・・花穂が兄に抱きついても鼻血の出る気配や花穂が寝る気配もない。
「あれ・・・?」
「お兄ちゃま、覚悟してね・・・」
花穂の手が兄の股間に迫る、兄は自分が追いつめあれたことを悟り必死に体をよじり花穂の魔手から逃れようとする、しかし花穂の異常な力に体を押さえつけられ逃れることが出来ない、最終回でついに兄は花穂のリードで脱童貞をするのか!!!
「か・・・花穂」
「大丈夫、ちゃんとビデオ撮影してるから」
「をいこらあああああ!!!!!」
ついに十八禁シーンに入ろうとしたその時
「ぴしぃ!!」
「へ?」
「何・・」
部屋の壁にひびが入った、そして・・・・
「ずどぉおおおおおおん!!!!」
爆音とともに壁が崩れ、大きな穴があく・・・そこから・・・
「お兄様!!!」
「お兄ちゃん!!」
「あにぃ!!」
「おにいたま!!」
「兄や・・・」
「兄くん・・」
「にいさまぁ!!」
「兄上様!!」
「アニキ!!」
「兄チャマ!!」
「兄君さま!!」
まさに天の助けであった、妹達が壁を突き破り突入してきたのだ。
「み・・・みんな・・・助けて・・」
兄は威厳やプライドを投げ捨てて妹達に助けを求めた・・・・しかし・・・
「ずるい花穂ちゃん!!」
「花穂、抜け駆けはなしよ」
「花穂さん、ワタクシも仲間に加えてくだいな」
「ボクもする!!」
「ヒナも一緒に花穂おねえたまとおにいたまと一緒に遊ぶ!!」
「亞里亞も・・・」
「四葉が兄チャマの初めての女の子になるのデス!!」
「・・・・いい媚薬を持ってきたよ」
「ビデオ撮影はこの「撮影君」におまかせ!!」
「兄上様・・・みなさんがいて恥ずかしいですけど・・」
「にいさま、姫を食べて〜」
予想外の出来事に呆然とする兄、そして花穂は・・・・
「みんな・・・・じゃあ一緒にしよ(はぁと)」
「おう!!」×11
「これって・・・最終回だから?」
「お兄ちゃん、私を食べて(はぁと)」×12
その後、全力疾走で街を走る兄とそれを追いかける妹達が目撃された。
「嫌じゃああああああああ!!!!!」
「まってぇ〜お兄ちゃん〜」×12
誘惑シリーズこれにて完結
最終回ということであとがき
というわけでBDSS一周しましたぁ
で・・・次のBDSSはついに裏にいくかぁ?と思いの方
残念でした、次回のBDSSからはシリアス編になります。
誘惑じゃないのであしからず。
どうしても誘惑シリーズを裏で読みたいという方
妄想で我慢してくださいませ。
というわけで次回BDSS「アンジェのキス」シリーズをお楽しみに。
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yuuiti53@hotmail.com
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