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誰にも負けない思い
作者 雄一さん
今日はお兄ちゃまが一緒に遊園地に連れて来てくれたの。前から花穂がお兄ちゃまと一緒に「どこか行きたい」って行ってたらお兄ちゃまが「遊園地に行くか?」と言ってくれたの。花穂とーっても嬉しくって思わず飛び上がっちゃった。だってお兄ちゃまと出かけるのは本当に久しぶりだもん。昨日も何着ていこうか悩んでいて寝るのが遅くなっちゃった。そのお陰で朝起きるのが遅くなっちゃって・・・・。でもお兄ちゃまが花穂を起こしに着てくれたの。目を開けたらすぐ目の前にお兄ちゃまの顔がすぐそばにあったときは花穂本当に驚いちゃった。もーお兄ちゃまったら花穂の寝顔を見てニヤニヤしていたんだよ・・・お兄ちゃまのエッチ・・・でも嬉しかったな・・。でもね・・花穂時々思うの・・・お兄ちゃまといつまでこうやっていられるのかなって・・・・実はね・・・花穂見ちゃったの。
「あーあ・・遅くなっちゃった・・・お兄ちゃま待ってくれてるかな」
今日はお兄ちゃまと一緒に帰るって約束したのに、授業が長引いちゃって遅くなっちゃった。せっかく部活もお休みなのに・・・あーあついてないな・・。
「あれ?・・・お兄ちゃま?」
校門のところで女の子と話している男の人・・・・お兄ちゃまかな?あの女の人は・・・あっ竜崎先輩だ。何はなしてるんだろう?そうだちょっと聞いちゃおう。気がつかれないようにそっと校門の裏に歩いていく。その時だったの・・・・
「!!!!」
お兄ちゃまと・・・竜崎先輩が・・・・・キ・・・ス・・・・・
「それじゃあまた・・・花穂さんによろしく。」
「ああ・・・・・」
・・・・ショック・・・だった・・・お兄ちゃまと竜崎先輩が・・・
「ん?花穂・・・遅かったな」
「え?あっうん」
「じゃあ帰るか」
「・・・うん」
そのあと二人で帰ったけど・・・結局竜崎先輩のことを聞くことは出来なかったの。ううん・・・聞くのが怖かった・・・。本当はお兄ちゃま・・・・花穂といるよりも竜崎先輩と一緒にいたほうがいいのかな?
「花穂?」
「え?」
「どうしたんだ?」
「ううん・・・なんでもない」
「で?どこ行く?」
「ジェットコースター!!」
「う・・・いいよ・・」
あれお兄ちゃま・・・ちょっと顔が青い・・・どうしたんだろう?並んでる時もなんかため息ばっかりついてるし・・・・。
「ほら、早く乗ろう」
「ああ・・・・」
実を言うと花穂ちょっとジェットコースター苦手なんだ・・・・でもお兄ちゃまと一緒なら乗れるかも。・・・・あ・・・そろそろ動くみたい。
「きゃあああああああああああ」
「うあああああああああああああああああああああああ」
すっごーい景色がどんどん変わっていく。わああ今度はさかさまになった。凄い凄い!!ジェットコースターってこんなに面白かったんだ。あれ・・もう終わりかな・・・あーあ楽しかった。あれ?お兄ちゃま?
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
「だ・・・大丈夫?」
「ああ・・・・久しぶりに乗ったからな・・・で?次どこ行く?」
「ええっとね・・・コーヒーカップ」
「よし行こうか」
次はコーヒーカップか・・・そういえば映画のデートシーンなんかでカップルが一緒に乗ってるのを見たことがある。楽しみだな・・・
「花穂・・・足元気をつけろよ」
「うん」
あっ動くみたい・・・・うわーすごーい、景色がまわってる。
「よーし・・・もっとまわしちゃえ!!」
「へ?やっやめろ花穂!!」
「よいしょよいしょ」
うわーまわる速度が速くなってきた。
「か・・花穂・・・もういいだろ」
あれ?なんか気持ち悪くなっちゃった。これ以上まわるのはやめたほうがいいかな。
「や・・・やっと止まった」
「本当・・・あーあ何か気持ち悪くなっちゃった・・・」
花穂もお兄ちゃまももうふらふら・・・・ベンチで一休み。
「ああ・・・・なんとか落ち着いてきた・・・」
「うん・・・」
「大丈夫か?」
「うん・・・」
「なんか買ってきてやるよ・・・」
「うん・・・お願い・・・」
しばらく待ってるとお兄ちゃまが何か買ってきてくれた。あっアイスクリームだ!!わーい!
「ほら・・確かチョコミントが好きだったな・・・」
「ありがとう・・・あれ?お兄ちゃまの分は?」
「俺はいいよ・・・」
「そう・・・」
わーいチョコミントだ・・・うーん冷たくて美味しい・・・なんか元気が出てきた・・でも花穂ばっかりじゃ・・・・そうだ!!
「はいお兄ちゃま」
「へ?」
「半分・・・食べていいよ」
「いいよ・・」
「ううん食べて」
「じゃあ言葉に甘えて」
「はいどうぞ」
うふふふ・・・・お兄ちゃまも美味しそうに食べている・・・あれ?これってもしかして・・間接・・・キス・・・・うっうわぁああああああ・・どっどうしよう・・・な・・なんかすっごく恥ずかしい・・・
「ほら・・・もういいぜ」
「え・・・あ・・うん」
お兄ちゃま気がついてないのかな・・・・気がつかないほうがいいのかも・・・
「次どこ行く?」
「えっとね・・・あ・・・あれ可愛い」
花穂が見つけたものそれは可愛い猫のぬいぐるみ・・・どうやったらもらえるのかな?よく見てみるとどうやらUFOキャッチャーで取る見たい・・。うーんどうしよう・・・花穂これ苦手なの・・・この前だって可愛いハムスターのぬいぐるみ取ろうとしたらあっという間に2000円も使ったもん・・・・どうしよう・・。
「ん?これがほしいのか?取ってやるよ」
「え?大丈夫?」
「ああ・・・任せておけ」
お兄ちゃまはお金を入れるとUFOを操作しはじめたの・・・・どうかな?
「よっと・・・・あれ?」
「あーあ落ちちゃった・・・」
「まだまだ・・・よし・・・これでどうだ・・・」
「あ!!取れた!!」
やったー取れた!!さすが花穂のお兄ちゃま!!
「ほら・・・どうぞ・・」
「うわー可愛い!本当にありがとうお兄ちゃま」
その時・・・
くー
「あっ・・・」
「お・・・可愛い腹の虫だな」
「うーひどいよお兄ちゃま」
「冗談だよ・・・・何か食べに行くか」
「うん・・」
そのあと花穂とお兄ちゃまは近くのレストランで食事をしたの。お兄ちゃまはカレー、花穂はスパゲッティを食べたの・・・でも口の周りが真っ赤になっちゃったの・・・うえーん恥ずかしいよ・・・でもお兄ちゃまが拭いてくれたの・・・こっちのほうが恥ずかしいよ・・・まるで花穂お兄ちゃまの子供みたいで・・・・。でもちょっと嬉しかったな。
「さて腹ごしらえが終ったところで・・・どこ行く?」
「ええとね・・・花穂・・お化け屋敷に行きたい・・」
花穂お化け屋敷だいっ嫌いなんだ・・・だっていきなりお化けさんが飛び出してくるんだもん・・・・でもお兄ちゃまと一緒なら入れるかも。
「ねえ・・お兄ちゃま・・・」
「ん?」
「離れないでね・・・」
「ああ離れないよ・・・」
お化け屋敷に入ると中が真っ暗になっちゃって・・・お兄ちゃまと手をつないで歩いていたけど途中・・・・・きゃああああああお化けぇ!!
「お兄ちゃまお兄ちゃまお兄ちゃまぁ!!」
「大丈夫だよ・・・俺から離れるなよ」
「うんうんうん・・・」
お化けに驚いちゃって花穂お兄ちゃまに抱きついちゃったの・・・あーん恥ずかしいよぉ。
でもやっぱりお化け怖い・・・・お兄ちゃま、花穂を離さないでね・・・。
「花穂・・・ほら・・もう出たぞ・・・」
「ひっくひっく・・・本当?」
「ああ・・」
本当だ・・・お外が見えてきた・・・良かった・・・花穂が気がついた時は私・・・お兄ちゃまに抱きついたままだったの。花穂あわてて離れちゃた。それにしても・・・お兄ちゃまの腕の中って暖かったな・・・。
「へへ・・なんか花穂・・可愛かったな・・」
「え?やだ・・お兄ちゃまったら・・・」
もう・・・お兄ちゃまったら・・・。そのあともメリーゴーランドに乗ったり、ゴーカートに乗ったり、ゲームセンターで遊んだり・・・あっという間に夕方になっちゃったの。もうすぐ閉園になっちゃうから最後に観覧車に乗ったの。
「うわー凄い・・いい眺め・・」
「ほんとだね・・・」
二人っきりの観覧車・・・まるで映画みたい・・・今がチャンスかな・・・聞いてみよう・・。
「ねえお兄ちゃま・・・きいていい?」
「ん?」
「竜崎先輩とどういう関係?」
「へ?・・・あ・・・あの竜崎さんね・・・別にただ話すだけだけど・・。」
「本当に?」
「ああ・・・」
「嘘・・」
「え?どういうことだよ」
「だって花穂見たもん・・・」
「見たって?」
「先輩と・・・お兄ちゃまが・・・キス・・してるところ・・」
「あっ・・・あの時・・見てたのか」
「うん・・・」
「あ・・・あれは向こうからいきなり・・」
「嘘つかないでよ・・・・」
「え?」
「お兄ちゃまは花穂と一緒にいるよりも先輩と一緒にいたほうが楽しいんでしょ!!こんなどじな妹よりも大人の女性のほうが・・・」
「いい加減にしろよ花穂!!俺がいつ花穂のこと嫌いだっていったか?」
「ううん・・・でも・・・」
「それに嫌いだったら・・・こうやっていっしょにデートとかしないよ・・」
「本当?」
「ああ・・・・」
「じゃあ証明して・・・」
「証明?」
「ここで花穂にキスして「好きだ」って言って。「もう二度と離さない」って言ってよ「花穂のこと幸せにするから」って言ってよ」
花穂・・・悪い女の子になっちゃったな・・・ごめんね・・・こんな妹で・・・。お願いだからキスしないで・・・好きだって言わないで。花穂・・・お兄ちゃまの足手まといになりたくないもん・・・見捨ててもいいから・・・花穂お兄ちゃん離れするから・・・。でも・・・お兄ちゃまと離れることを考えると胸が苦しくなっちゃう・・・。苦しいよ・・・花穂・・・このまま消えてしまいたい・・。気がつけば花穂・・・泣いていた。涙でお兄ちゃまの顔が見えなかった・・・。
「・・・・花穂・・・」
お兄ちゃまの声が聞こえる。・・・その時・・・肩にお兄ちゃまの手が・・・そして・・・
「ん・・・」
唇が温かい・・・・お兄ちゃまとキスしてるんだ・・・・・やっぱり花穂・・・唇が離れるとお兄ちゃまの声が聞こえたの。
「花穂・・・好きだ・・」
「え?」
「もう二度と離さない・・・花穂のこと幸せにする」
「お・・お兄ちゃま・・」
「さっきの言葉・・・俺の本心だよ・・・花穂に強制されて出た言葉じゃない」
お兄ちゃまの目・・・真剣だ・・・信じていいんだねお兄ちゃま・・・。
「お兄ちゃま・・・」
「竜崎さんとキスしたことは認めるよ・・・・あの時告白されてね・・・でも断ったんだ・・好きな人がいるって」
「・・・・・・・・」
「花穂を幸せにしたい・・・・これじゃあダメかい?」
「・・・・お兄ちゃまぁ・・」
その言葉を聞いたとたん花穂はお兄ちゃまに抱きついていたの・・・・。やっぱり花穂・・・お兄ちゃまのことが大好き。
「ごめんね・・・こんな妹で・・・ごめんね・・・変なこと言っちゃって・・本当にごめんなさい」
「もういいよ花穂・・・」
「花穂のこと見捨てないでね・・・こんな悪い子だけど見捨てないでね」
「見捨てたりするもんか・・・・こんな可愛い恋人を・・・」
「恋人・・・うわーんお兄ちゃまぁ・・・・・」
そのまま花穂・・・お兄ちゃまに抱かれたまま泣いてたの・・。そんな花穂をお兄ちゃまは撫でてくれたり・・・キスをしてくれたの・・・。こんな花穂をお兄ちゃまは・・・愛してくれたの・・。嬉しかった・・・本当に嬉しかったの。そのあと観覧車を降りて腕を組んで遊園地を出たの・・・。その帰り道・・・
「お兄ちゃま・・・花穂ね・・チアリーティング頑張る・・・」
「ん?」
「頑張って・・・竜崎先輩みたいになるの・・・そして頑張るお兄ちゃまを応援したいの・・・。」
「そうか・・・頑張れ」
「うんだから・・・・お兄ちゃま浮気しちゃダメだよ・・・」
「・・・できるかそんな事・・相手もいないのに・・・」
「ふふふ・・・そうだね・・・・・ちゃんと花穂のこと幸せにしてよね」
「ああ・・・」
「だから・・・今度の誕生日は指輪がいいな・・・」
「・・・まだ早いよ・・・」
「えー・・」
「16になったらな・・・」
「え?」
「そうすれば結婚できるから」
「あ・・・そ・・そうだね・・・」
お兄ちゃま・・・・・これからも花穂を見捨てないでね・・・・・・・花穂絶対にお兄ちゃまにふさわしい女の子になるから絶対に・・・だから・・・
ずっと一緒にいてね・・・お兄ちゃま。
あとがき
花穂のキャラを全開にあらわしてみました
くううっ!!可愛いぞ花穂!!
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