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花穂の花嫁修業
『花穂とお兄ちゃま、海へ』
作者 雄一さん
今日はお兄ちゃまと海に来たんだ。
ちゃんと恋人みたく腕を組んで・・えへへ・・幸せ。
それにしても・・今日は暑いなあ・・日焼けしちゃうかも。
でもでも・・・この前買った水着、早くお兄ちゃまに見せたいもん。
「うわ・・混んでるな・・」
「ほんとうだ・・・あ・・あそこ空いてるよお兄ちゃま」
「よっしゃ!!急ごう!!」
「うん」
急がないとパラソル開く場所がなくなっちゃうよ・・・急がなきゃ!!
「きゃあああ!!!あっつ〜い」
「本当だ・・あつ!!」
うわあ・・・お日様に照らされてるから砂浜が凄く熱い・・・でも急がなくちゃパラソル開けないよぉ。
せっかく昨日お兄ちゃまと一緒に選んだパラソルなのに。
縞縞模様でとっても可愛いロゴがついたパラソルなの、ハートに王冠と天使の羽がついてるロゴなんだけど・・これがとっても可愛いの。
一目見て「これ買お!!」ってお兄ちゃまにおねだりしちゃった。
「しょうがないなあ・・ほら」
「きゃあ、お・・お兄ちゃま・・」
お・・・お兄ちゃま・・・花穂をいきなり抱き上げて・・しかもお姫様抱っこだし。
恥ずかしい・・でも・・うれしいなあ、こうしてると・・身長差のある恋人に見られるかも。
きっとここに来てるカップル達の中でも花穂たちが一番幸せだよぉ。
「さてと・・準備運動をやらないとね」
「うん」
パラソルを開いて場所を確保したらまずは準備運動。
海へ入る前のマナーだってお兄ちゃまが言っていたの。
準備運動が終ったら早速海へレッツゴ〜!!
海が目の前だと熱い砂浜なんてへっちゃらだよ。
でもね・・・花穂・・・大変な物忘れちゃったの。
「ああ!!!浮き輪忘れちゃった!!」
「あらら・・・そりゃ大変だ・・・花穂は泳げないからな」
「あーあ・・海に入れると思ったのに・・」
「俺が持ってきてやるよ、花穂は砂のお城でも作ってな」
「うぅ・・花穂そんなにお子様じゃないもん!!」
あーあ・・・早く海に入りたいなあ。
お兄ちゃまが戻ってくるまで何してようかな?
やっぱり砂のお城作ろうかな?
昔はよくお兄ちゃまと一緒に砂のお城作ったっけ。
お城には花穂とお兄ちゃまで、花穂がお姫様でお兄ちゃまが王子様。
えへへ懐かしいなあ・・
「おまたせ、はい花穂の浮き輪」
「わーい早く行こう!!」
「おう!!」
よし、準備万端!!海へレッツゴ〜!!!
お兄ちゃまは泳ぐの得意だからあっという間に花穂よりも遠くに行っちゃうんだ。
花穂は泳げないし浮き輪がついてるし小さいから波に押し戻されちゃうんだ。
でも今年はそういかないもん!!!チアリーティングでいっぱい運動してるからどんな大きな波だって・・・
「きゃああああ!!!!」
『ざっぱ〜ん』
「ふえ〜ん・・しょっぱいよぉ・・」
うう・・海水いっぱい飲んじゃった・・しょっぱい・・
えっと・・お兄ちゃまは・・・あ!あそこだ!!
「おおい花穂、ここまでこれるかぁ!!」
「いけるよぉ〜!!待っててねぇ!!」
お兄ちゃまは小さな岩山に座っていたの、あそこまでなら花穂いけるかな?
よーしがんばるぞぉ!!!
「ほら頑張れ花穂、もう少しだぞ!!」
「よいしょ・・よいしょ・・・よいしょ・・」
「がんばれ花穂!!」
「よいしょ・・・よいしょ・・・やったぁ!!」
「はは・・お疲れ様」
やっとお兄ちゃまに追いついた・・ふう・・疲れちゃった。
でもここから見る風景ってとても綺麗・・ため息が出ちゃう。
「いい景色だね」
「ああ・・カメラもってくればよかったな・・」
「うん・・」
「よし・・休憩したら浮き輪無しで泳ぐ練習をしよう」
「ええ!!!」
「ええ〜じゃないだろ、今年こそ泳げるようにしなきゃ」
「う・・ん・・・」
「大丈夫、俺がついてるから」
「本当?」
「ああ」
「じゃあ花穂・・頑張る!!」
「よし、まずはバタ足の練習から」
「うん」
よーし、頑張るぞぉ!!一生懸命練習して浮き輪からさよならするんだもん!!!
「ほら頑張れ!!!」
「はむ・・はむ・・はぷ・・ぷはあ!!・・はあ・・はあ・・どうかなお兄ちゃま?」
「泳いでるって感じだな、今までは水の中で暴れてるって感じだったけど」
「ひどい〜お兄ちゃま・・・でもうれしいなあ・・」
えへへ・・お兄ちゃまが教えてくれたおかげでたいぶ泳げるようになったよぉ!
でもまだプールは往復できないかも・・頑張って泳げるようにしなきゃ。
『く〜』
「・・・お腹すいちゃった・・」
「そうだな、いっぱい練習したもんな・・そろそろ戻ってお昼にするか」
「うん!!」
「どうする?浮き輪なしでで泳いで帰るか?それとも浮き輪つけるか?」
「えっと、浮き輪無しで泳いでみる」
「・・大丈夫か?」
「うん・・でも・・溺れそうになったら助けてね」
「ああ・・わかった、じゃあ先に行くね」
よーし頑張るぞぉ!!!えい!!!
『ざっぱ〜ん』
「はぷ・・・はぷ・・あう・・・」
うん、順調順調・・・あれ?何か体が重い・・
「花穂?大丈夫かな?」
お兄ちゃままだあんな遠くにいる・・・さっきあれくらいの距離泳いだのに。
「はぷ・・あう・・はん・・・はぷ・・」
足も重いし・・・息も苦しくなってきちゃった。
「やっぱり無理じゃないか・・花穂!!!!!」
「はぷ・・あぷ・・あぷ・・!!!!!!!!」
痛い!!!!あれ?足が動かない・・・どうしちゃったのかな?
「あう・・あぷ・・あぷ・・・」
もうだめ・・花穂沈んじゃう・・お兄ちゃま!!!!!
「花穂!!!!!しっかりしろ!!!!!!」
花穂・・このまま・・沈んじゃう・・・の・・か・・・な・・・・・・・・
ん・・・唇が温かい・・息も・・・楽になってきた。
体も軽くなってる・・・花穂・・天国に来ちゃったのかな?
もうお兄ちゃまには会えないのかな?
そんなの嫌だよぉ・・・お兄ちゃま・・・
「・・・穂・・花穂・・・」
「ん・・」
「もう一回・・・せーの!!!」
「んん・・・・ん?」
あれ?お兄ちゃまがいる・・もしかしてお兄ちゃまも天国に?
「花穂!!!花穂!!!」
「ん・・あ・・お兄ちゃま・・・お兄ちゃまも天国に?」
「をいをい・・寝ぼけてるのか?」
「え?じゃあ生きてるの?」
「そうだよ・・よかった・・花穂が生きていて」
「お兄ちゃま・・」
「足・・大丈夫か?つったようだけど」
「え?あ・・うん・・痛くないよ」
「そうか」
よかった・・お兄ちゃまが助けてくれたんだ。
やっぱり無理をしないで浮き輪を使えばよかった。
「ま・・大騒ぎにならなかったから良かったけど」
「ごめんなさい・・」
「いや・・俺が無理矢理にでも浮き輪を付けさせればよかったんだ・・ゴメンな」
「もういいよ・・・こうして二人一緒にいるんだから・・ね・・」
「そうだな・・じゃあ今度はちゃんと浮き輪を付けて帰りますか」
「うん!!」
「じゃあ・・あ・・」
あれ?お兄ちゃま顔真っ赤・・どうしたのかな?
お日様にいっぱい当たったからかな?
「あの・・花穂・・胸」
「え?」
胸?胸がどうか・・・きゃああああああああああ!!!!!!!
「お・・お兄ちゃまのエッチ!!!!!」
『ぱああん』
「あうゴメン・・気がつかなかった・・あ・・あそこに浮いてる取ってくるよ」
「早くしてね・・」
恥ずかしい・・ビキニの上が取れちゃって・・花穂の胸・・お兄ちゃまに見られちゃった。
まだまだ小さいのに・・凄く恥ずかしいよぉ・・ふえええん。
花穂の胸・・大人の人みたいに大きくないし・・竜崎先輩みたいにグラマーじゃないし。
やっぱりお兄ちゃまは・・
「おーい花穂、そこの岩に置いとくから早く付けろよ、俺海の底で反省してるから」
「うん・・えええ!!!!!早く付けなきゃ」
今日は楽しかったなあ・・・溺れた事以外はだけど・・・
この後はお兄ちゃまと一緒に旅館に泊まるんだぁ・・・えへへ
まるで大人の旅行・・だね、楽しみだなあ・・花穂お兄ちゃまと一緒に寝よう。
でも綺麗だなあ夕日・・夕日の海岸をお兄ちゃまと腕を組んで歩くなんてなんか大人のデートだね。
あれ?お兄ちゃま?
「・・・・・・・・」
何見てるんだろ?・・・あ・・・むうう!!!!
「お兄ちゃま!!!何見てるの!!」
「うわ!!!・・ご・・・ごめん」
もおお兄ちゃまったら、花穂の事を見ないで他の女の人のこと見ていたんだよ!!
ひどーい・・・でも・・あの女の人の水着・・大胆だったなぁ・・胸も花穂の何十倍も大きかったし。
花穂も将来ああなるのかな?なりたいなぁ・・
「お兄ちゃま・・」
「なに?」
「あのね・・花穂もいつかはあんな風に胸が大きくなると思うから・・・それまで花穂の事見捨てないでね」
「あ・・ああ・・大丈夫だよ、見捨てたりしないよ」
「うん、でも・・さっき他の女の人見ていたよ」
「悪かったよ・・つい目が・・」
「じゃあ花穂のお願い聞いてくれる?」
「いいよ・・なんだい?」
「大人のキス・・して・・」
「あ・・うん」
大人の旅行に、大人のデートだもん・・大人のキスもいいよね・・
でも・・・花穂とお兄ちゃま立ったままだからキスできないよぉ。
だっていつもは座ってキスしていたし・・・立ってると背が届かないんだもん。
背伸びすれば届くかな?
「ん・・・」
「・・ちょっと届かないな・・」
「ううう・・・」
「よっと・・・これでどうだ?」
「あ・・・うん・・じゃあ・・しよ・・」
お兄ちゃまは花穂のこと抱き上げてくれたの、ちょっと格好悪いけど・・・
「お兄ちゃま・・」
「花穂・・・」
「ん・・」
はぁ・・お兄ちゃまの舌が入ってきた・・花穂も負けないよ・・
「ん・・んん・・・はぁ・・んふぅ・・ん・・」
頭がボーとしてきた・・いつもより気持ちよすぎて花穂変になっちゃうよ。
「んん・・・んぅ・んはぁ・・・お兄ちゃまぁ・・」
「ん?」
「花穂変だよ・・いつもより頭がボーっとする・・・」
「陽射しにやられたか?」
「ううん・・違うの・・・陽射しのせいじゃないと思う・・」
「?」
「お兄ちゃま・・下ろして」
「ああ・・」
うう・・・まだふらふらする・・・でも何かいい気持ち・・
このままお兄ちゃまに寄りかかっちゃおうかな?
「うわ!花穂本当に大丈夫か?」
「うん・・」
「どこかで休むか?」
「ううん・・お兄ちゃま・・もう少しこのままでいい?」
「・・ああ・・いいよ」
それから花穂とお兄ちゃまは夕日が沈むまで抱き合っていたの。
えへへ・・とっても幸せ・・ずっとこうして抱いて欲しい。
花穂が大人になっても・・またお兄ちゃまとこうしていたいなぁ。
また2人で海に行こうねお兄ちゃま。
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