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「誰だっ!!貴様!!!」
鷹山が叫ぶ。
「愛の戦士、橘不志人っ!!」
不志人参上。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


ING
第七話 「愛の大作戦(後編)」

作・カンスケさん


「あれ、不志人?何でここが分かったんだ?」
龍而が尋ねる。
「むふふ、これよこれ」
そう言って、不志人はポケットから何か取り出した。
それは、あの時鈴凛が渡していた小さい機械だった。
「実は、これな。発信機なんだよ。ボタンを押すと、この街の地図が画面に出て、
誰がどこにいるか分かるってわけ」
「いや、でも・・・・・・オレ達が襲われてるって事は、どうして?」
更に尋ねる。
「実はね、アニキ」
鈴凛が説明を始めた。
「私が作ったこの発信機『ハッケンくん・改』には、緊急ボタンがついててね。
これを緊急の時に押すと、他の発信機のブザーが鳴って、
そこまでの地図が出るの。それを私が押したってワケっ!!」
「はあ・・・・そうですか。説明ゼリフどうも・・・・」
そんなことを話してる内に龍而達は、また囲まれてしまった。
「げっ!!この、アホ不志人。お前がかっこつけてるから、またピンチじゃないか」
「しょうがないだろ。決めてみたかったんだから。一人倒したからいいじゃねえか」
「うるさい、この留年ジャンキーが!!」
「別にオレは留年中毒じゃねえよ」
まるで、子供の口ゲンカである。
「おい、お前ら!!今の状況わかってんのか?」
鷹山が口をはさむ。
確かにピンチである。
鈴凛と四葉を守らなければならない分、こちらの方が圧倒的に不利だ。


「あっ!!咲耶さん、千影さん。兄君さま達があそこに」
春歌が龍而達を発見する。
「何よ、アレ。大変じゃない。行くわよ、二人とも!!」
咲耶が先頭にたつ。


「ふざけやがって。何が『愛の戦士』だ。正義の味方きどりか?
だったらお前も佐伯と一緒に痛い目みてもらうぜ。やれっ!!」
鷹山が指示する。

「うわっ」
「いてぇ」
「ぎゃあ」
しかし、その声は龍而達のものではなかった。
「やぁ、これは・・・・・・いい実験台・・・だ」
千影が先ほどの召喚虫で不良Bを締め上げている。
「お兄様に手を出すと、許さないわよ」
咲耶は、見事に不良Cの腕の関節を極めている。
「兄君さま、お護りいたします」
春歌は、ナギナタ(もちろん竹光)で不良Dを一撃。
あっという間に3人の不良が倒された。
「何だ、あいつらは?」
鷹山が少々狼狽する。
「おお。千影、咲耶、春歌。ナイス」
龍而が親指を立てる。
「兄くん・・・・おもしろい事・・・やってるね」
「鈴凛、四葉!!後で説教よ。お兄様、大丈夫?」
「兄君さま、お怪我はありませんか?」
十二人の妹中、最強の3人が相手では不良達も運が悪かったとしか言えない。


「龍而、待たせたな・・・・・・」
麟が不良Eを蹴り飛ばす。
「本当は、学年委員長だから、ケンカなんかしちゃいけないんですけど。しょうがないですね」
八雲が竹刀で不良Fを倒す。
余談だが、龍而は第2話で書いた通り最強。不志人は腕相撲は学園一。
麟は空手、八雲は剣道をやっていたので強いのは当たり前である。



これで、8人いた不良達もあと2人。
「この野郎っ!!」
と、不良Gが鉄パイプで殴りかかってくる。
龍而は、それは一蹴する。
「さあ、後はお前一人だぜ。どうする、鷹山?」
「くっ、この・・・・くたばれー!!」
鷹山は龍而に向かって、再び回し蹴りを繰り出してきた。
龍而のわき腹に見事に命中し、吹き飛ぶ。
「くくく、ざまあみやがれ。思い知ったか」
「何を?」
龍而は、いつの間にか鷹山の後ろにいた。
「なっ?!佐伯?じゃあ、オレが今蹴ったのは・・・・・マグロッ!!?」
鷹山が驚嘆の声を上げる。声が裏返っている。
変わり身の術であった。
龍而は一瞬にしてマグロと代わっていた。
「う〜ん、さすが兄チャマ。やりマスね」
と、四葉。
「何故・・・・マグロ・・・・・?」
と、千影。
「いや、でも・・・アニキ、どっから出したのかな?あのマグロ」
と、鈴凛。
それをツッコんじゃあ、この話すすまないからねぇ。(作者の声)
「どうする、鷹山?大人しく自首するか?」
「黙れっ!!黙れ、黙れ、黙れ。このエセ忍者がー!!!」
鷹山が振り向きざま龍而に殴りかかる。
龍而は、クロスカウンターを繰り出した。
龍而の渾身の力を篭めた一撃が、鷹山の左頬に炸裂する。
メキャッと音をたてる。
「ぶしゃぁぁぁぁぁっ」
叫び声を上げながら吹き飛ぶ鷹山。


かくして、龍而達の活躍によりこの事件は幕を閉じた。



後日談(学校にて)・・・・・・・・
「あ〜あ、結局おいしいとこ龍而に取られちまったなぁ」
不志人がボヤく。
「そんなにスリル味わいたきゃ、今度の休みうち来るか?
千影が何かまた新しい実験台探してるらしいから」
「えっ、千影が?・・・・・・・いや、いいです。遠慮しときます・・・・・・」
不志人が全身で否定を露にする。
必死に笑いをこらえる不志人以外の3人。


第8話に続く


<あとがき>
いや〜、やっぱりSSって書いてて楽しいですね(笑)
続きをバシバシ書きたいです。
誰か、ネタ下さい(笑)


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