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Story of Days 
Sister or Lover?(後編)
〜SISTERPRINCESSサイドストーリ〜

作者 フェルさん


「ねっ。お兄様、これ何かどお?」
「ああ・・・よく似合うよ。」
「本当!・・・じゃあこれとこれとそれを買おうっと。お兄様、ちょっと待ててねっ♪」

と言い残しばたばたとレジの方へかけていった。咲耶がいなくなって俺はしばらく あたりをぶらついていたが・・・やがて洋服売り場の一角で目が止まった。

「お、お前達。そこで何してるんだ!!?」

先ほどの4人が変装(というよりマネキンのポーズ)をして立っていたのだ。

「うっ!さすが兄チャマ。この四葉ちゃんの変装を見破るとは・・・」
「いや・・・たぶん変装なんかじゃないと思うよ。これ・・・・」
「だから止めようっていったんだよーーーーーーーーー!!」
「あ、あらにいさまじゃありませんか・・・・・・
こんなところでお会いするなんて・・もうこれは偶然というより運命ですのね☆☆」

「まったく・・・後をつけてきたのか・・・」
「だって、咲耶姉(ねえ)と一緒でなんだか心配だったんだよーーー!!」
「そうですわ。姫とはちぃーーーーーーーーーっともデートしてくれませんのにぃ!!」

逆上した白雪と衛がいっせいに抗議してきた。・・・・・・とそこに、


「お兄様、お待たせ♪」

買い物を終えた咲耶がやってきた。咲耶には衛達の姿が見えず俺が他の人 (彼女の推測だからたぶん女)と楽しそうに話しているように見えた。

(・・・お兄様ったら・・・・・あんなに楽しそうに・・・・プン。)

咲耶は180度方向転換をし、そのまま俺から去っていった。

「あ、お・おい待てよ咲耶!」

4人を何とか振り払って咲耶を追いかけた。やっとのことで彼女を捕まえ、 そのまま喫茶店の中にと入っていった。


「紅茶がおいしいね。・・・・・」
「・・・・・・そうね。」
「好きなものなんでも頼んでもいいんだよ。」
「・・・・・・太るからいいわ。」

なんだか反応が冷たい。

「ねぇ、お兄様・・・さっきの人達の事なんだけど・・・・・ もしかしてお兄様の彼女?・・・だとしたら私はただの妹なの・・・
ねぇ、お兄様?」
「あっ、ウェイトレスさん。紅茶おかわり。」

「・・・・・・お兄様の・・・バ、バカアーーーーーッ!!!!!」

そう言うなり咲耶は急ぎ足で店を出て行った。

・・・・どうしたんだ一体?・・・・・

勘定を支払った後、咲耶を追いかけの次のデートスポットである公園に向かってみた。
・・・が、そこに咲耶の姿はなかった。俺はいつもとは違った重い足取りで 自宅にたどり着いた。玄関に咲耶の靴があったので早速、彼女の部屋に いこうとしたら階段のところで可憐に呼び止められた。

「あ、お兄ちゃん。・・・今日咲耶お姉ちゃんと何かあったの?」
「えっ、な・なにかって?」
「うん、咲耶お姉ちゃんが帰ってきたときのことなんだけどね。 お姉ちゃん、何か怒ったような顔をしていてお兄様がどうとかって
言ってたからもしかしたらお兄ちゃんが関係してるのかなって?」
「そうか・・・・あっ!・・・・ありがとう可憐!」

可憐に言われた一言で咲耶が何であの時怒っていたのかがわかった。
あの時彼女は俺に向かって何かを言っていたのだ。
それで何も答えずよそ見をしていた俺に対し腹を立てたんだ。

(咲耶に謝ろう。)
俺は咲耶の部屋へと向かった。


{俺が帰ってくる少し前、咲耶の部屋の階では}

「プン、お兄様なんかもう知らないんだから!」
「フフフ・・・随分と荒れてるな・・姉くん。」
「聞いてよ、千影〜 お兄様ったら・・・・・」

{この間、咲耶は俺のしたことを事細かに話した。}

「フンフン、そういうことだったのか・・・まあ、 この場合は人の言うことを聞かない兄くんに非があるな・・」
「でしょう!全くお兄様ったら優柔不断でどうしようもないんだから!」
「けど姉くん、そのブティックで兄くんと話していたという者達の事だが・・・ もしかしたら私達、家族の誰かではないのか?」

「えっ!?どういうこと・・・」

「考えてもみたまえ・・・あの兄くんがかなり親しそうに話す女性 (あくまでもそう仮定しておくが)など私達の内の誰か(あくまでも推測だが)
しかいないじゃないか。」
「てことは・・衛とか春歌とか白雪たちってこと?」
「その可能性が一番高いな・・・仮に兄くんが彼女達とデートしていたとしたら、 姉くんも気にはなるだろう?」
「それはそうだけど・・・」

「あ・・・の・・・咲耶お姉ちゃま・・・・」

「あら、花穂じゃない!・・・どうしたの?そんな沈んだ顔して・・・」
「あのね・・・お昼のデートのことなんだけど・・・」
「あら?よく知ってるわね・・・ハハーーン、今のを立ち聞きしたのね♪」
「そうじゃなくて・・・その・・・ゴメンナサイ!!!」
「?????」
「お姉ちゃまがレジに行ってる時、お兄ちゃまとお話してたの花穂たちだったの。」

「ええっ!!?・・・・・・そうだったの?」
「私の予想通りだな。」
「あの時、お姉ちゃまがお兄ちゃまとデートをしているのを偶然見つけて・・・ それでいても経ってもいられなくて・・・・・本当にゴメンナサイ。」
「いいわよ、花穂。まったく・・千影の予想通りの答えになっちゃったけど・・ もう怒ってはいないわ。・・フフッ、たかだか1回や二回お兄様にそっぽを 向かれたくらいで落ち込むなんて私らしくないわね。」

「花穂たちのこと、許してくれるの?」
「ええ、多分私だってお兄様が誰かとデートしていたら同じようなことをすると思うし ・・・だから・・ね♪もう顔を上げて。」
「うん。お姉ちゃま、ありがとう♪」
「よかったな・・・花穂くん。」
「さ〜〜〜てと、私もお兄様に謝らなくっちゃ。」
「そうだな・・姉くん」


{しばらく後}

コンコン・・・

「咲耶・・・いるか?」
「・・・・・なあに?お兄様。」
「その・・・さっきはゴメン。咲耶の話を真剣に聞いてなくて、それによそ見なんかして。」
「もういいわよ。・・・・ブティックで話をしていたの衛達だったんでしょ?」
「え?・・・どしうてそれを」
「花穂がさっき謝ってきたの。・・せっかくのデートを邪魔してごめんなさいって。」
「そうだったのか・・・でも、あの時お前が俺に言っていたことを聞いて やれなかったのは俺の落ち度だ・・・ゴメン!」

「ううん、・・・私の方こそお兄様に心配をかけてごめんなさい。・・・・・ ねぇ、お兄様・・私、小さいころからずっと好きな人がいるの・・ それで,その人にいつも見てもらいたくていろんなことをしてきたわ。・・・ でも、その人に迷惑はかけたくない・・・ねぇ、お兄様・・ お兄様は私のことどう思っているの?・・・妹の中の1人、それとも・・・・」

「咲耶・・・確かに今は妹の1人かもしれない・・・けれど将来どうなるかはわからない。 だけど・・俺はいつもの自信たっぷりの咲耶が大好きだ・・・それじゃあ、だめかな?」

「うふふっ。・・・いいわ、そういうことにしておいてあげるわ。・・・でもね、私ずっと待ってるから。」
「じゃあ、仲直りだな。・・・おっと、もう夕飯の時間か・・・」
そう言って部屋を出て行こうとした時
「お兄様・・・・・キスして・・・・」

咲耶の頬にキスをし部屋を出て行った。

(お兄様・・・いつか絶対、私の方を振り向かせてあげるんだから・・・)

かくして長い一日はふけていった。


フェルさんへの感想はこちら
hairbannimoeru@muc.biglobe.ne.jp
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