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Story of Days8
Love Letter(後編)
〜SISTERPRINCESSサイドストーリ〜
作者 フェルさん
「お兄様から一通りの事情を聞いてるけど、もう一度聞きなおすわ。 まず、相手の・・綾小路君だっけ?・・・彼は私たちやお兄様のこと知っているの?」
「うん、綾小路君とはクラスが違うけど・・・多分私たち家族のことも知っていると思う。」
「では、ワタクシたちが兄君さまをお慕いしていることも?」
「うん。」
「お兄様から聞いた話と今の話から総合すると彼もかなり真剣みたいね。こりゃ、下手に返事すると彼も傷つくし、可憐だっていい気がしないわ。」
「事を慎重に運ばなくてはいけませんものね。」
「ねぇ?咲耶お姉ちゃんと春歌お姉ちゃんってラブレターもらった時どうお返事してるの?」
「そうね・・・まず、ミーハーなのや見てくれ目当てっぽいやつは受け取るまでもなく即お断りね。まぁまぁ真剣そうななのにはきちんと返事はするわよ。でも、私はお兄様のことが好きだからみんな”ゴメンナサイ”って言っちゃうわ。」
「ワタクシの場合は来る方が道場関係の方々ばかりですから、お手合わせをして自分の気持ちをはっきりと伝えた上で諦めてもらいますわ。でも、中にはしつこい方もいて・・・そういう方への対応は疲れますわ。」
「私のほうもしつこいのがたまにいて、いちいち答えるのがやんなっちゃうけど、千影になんとかしてって頼んだら全くこなくなったわね。」
「な、なにをお願いなされたのですか・・・」
「さぁ?それは私にもわかんないけど・・・・」
「千影姉君さまって・・・・手加減しそうにないですから・・・相手の方きっと・・・」
「あはははは・・・・・・だ、だいじょうぶよ・・・・多分・・・」
「多分・・・・・ね。」*2
<3時間経過>
「まぁ、いろいろ言ってはみたけどやっぱり自分に正直になったほうがいいんじゃないかしら。」
「そうですわ。なんだかんだと悩み、考えみてもそれが一番大事なことだと思いますし。」
「綾小路君にもう一度会って、可憐が自分の胸のうちを思う存分言ってみなさい、そうすることが
今・・・・一番大事だと思うわ。もし、相手が納得しなかったらそのときは・・・・ね♪」
「そうです・・・・・わっ!!?」
突然部屋のドアが開き、ドアの前にいた春歌は前につんのめってしまった。
「な・・・何事ですか・・・・はっ、もしや敵襲?・・・・あら。」
「貴方達・・・・・・・・・・・・・・聞いてたのね。」
「みんな一緒に暮らしてるのにボク達に何も言ってくれないなんてひどいじゃないか、可憐。」
「そうそう、私達だって可憐の家族じゃん。」
「かぞく♪かぞく♪み〜〜〜〜んなかぞく♪」
「かぞく・・・・って・・・・・おいしい??」
「わたくしでよろしかったら・・・・いつでも相談に乗りますわ。」
「後でなにかあったら・・・・・・・・・・・ふふ任せてくれ♪」
「四葉も可憐姉チャマのためならどこまででも相手をチェキをするつもりデス☆」
「姫だって何でもして差し上げますの。」
「可憐おねえちゃま、花穂いつでも応援してるからね♪ふぁいとだよっ。」
「みんな・・・・・・ほんとに・・・ほんとにありがとう。やさしい家族を持って・・可憐・・可憐・・・・ひっく・・・・ひっく・・・・ひっく・・・・」
「こんなにも心配してくれる家族がいて可憐は幸せものだな。」
「あ、お兄ちゃま、おかえりなさい。」
「おかえっり〜〜〜、おにいたま♪」
「お帰りなさい、兄上様。」
「ああ、ただいま。」
「お兄様、随分と遅かったけど大学でなにかあったの?」
「ま・・まさか・・・・姫達のいないところで・・・だれかとデ〜〜トなんか・・・・」
「それは一大事デス。名探偵の名にかけて地の果てまでも四葉が真相をチェキしてみせマス!!」
「ワタクシというものがありながら・・・・あ、兄君さまぁ〜〜〜〜(TT)」
「だぁ〜〜〜〜!!!違う違う。レポート書いてたから遅くなったんだ。それに校門のところで例の彼に捕まってちょっと近くの公園で話し込んでたらこんな時間に・・・・」
「え?お兄ちゃん・・・綾小路君に会ったの?」
「ああ、わざわざ俺を待っててくれたみたいで丁度良かったから直に話して来た。彼・・・・かなり真剣だから半端な答えじゃ納得してくれそうになかったな。でも、今可憐がゆっくりと心の中を整理しているって言ったら「可憐のことずっと待ってる」って言ってたから自分の中で急な答えを急ぐ必要は無いと思う、自分に正直に答えりゃいいんじゃないか?」
「うふふふふふ。」
「ど、どうしたんだ、咲耶?」
「だってお兄様の言ってることってさっき私が可憐に言ったことにそっくりだもの。ついおかしくって・・」
「なんだ、もう言われちゃってたのか・・・・」
「ううん、お兄ちゃんにもそう言われて可憐やっと決心がつきました。明日、綾小路君にもう一度会って正直に自分の気持ちをぶつけてきます。」
「それがいい・・・彼もきっとわかってくれるはずだよ。」
「うんっ♪」
「一時はどうなるかと思いましたが可憐さん自信がついてよかったですわね。」
「ええ、本当に・・・・・。」
「鞠絵どうしたの?」
「いえ、もし可憐さんと同じようなことが起こった時自分はどうするのかって言われたらちょっと不安に・・・可憐さんは強いですね・・わたくしなんかよりもずっと・・・」
「なぁ〜〜〜〜にアンニュイな顔をしてんの、その時はその時で私達がいるじゃない。」
「そうですわ。」
「え?なになに?鞠絵姉がどうかしたの??」
「こんどは・・・鞠絵姉やが・・・元気ないです。」
「可憐だって鞠絵お姉ちゃんの相談に乗ってあげたいです。」
「そうでしたわね・・・・・可憐さんの相談に乗るっていっておきながら当のわたくしが落ち込んで・・ふふふ・・・これではどっちが相談してほしいのかわかりませんものね。」
「???」
「可憐おねえたまも・・・鞠絵おねえたまもにこにこだぁ〜〜〜〜♪」
「ま、なにはともあれメデタシメデタシってやつね・・・・・・ってウソ!!?もうこんな時間!!?」
「11時半・・・・・ふぇぇえええええ〜〜〜〜!!?」
「きゃ〜〜〜〜〜〜んですの!?明日はテストがあるのに・・・早く勉強をしないと・・」
「ボクも明日の一時間目に数学のテストがあるんだよ〜〜〜あにぃたすけてぇ〜〜〜!!」
「亞里亞・・・・なんだか眠くなっちゃった・・・・・兄や、いっしょに寝てくれる?」
「あっ!!亞里亞おねえたまずるいよ〜〜きょうはヒナのばんなのにぃ〜〜!!」
「そうですわ!!ワタクシなんかこの家にきてから一度も兄君さまと床を共にしたことがないというのにきぃ〜〜〜〜〜〜不公平ですわぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「兄上様・・・・・・よろしかったらたまには・・・わたくしの所へも・・・・・その・・・」
「花穂もお兄ちゃまと一緒に寝たいよ〜〜〜〜〜ぅ!!」
「私と寝る時は一晩500円だよアニキ☆」
「みんな間違ってるわよ!!お兄様の夜のパートナーは私なんだから。そうよねお兄様っ☆」
「じゃあにいさまに決めてもらいましょう。」
「そうだよ。ね、あにぃは誰と一緒に寝たい?」
「もちろんワタクシですわよね??」
「今日は一体誰と寝たいの?」*10
「ぅわわわわぁあっ!!?こらこらいっぺんに押しかけるなぁ〜〜〜〜〜うわっ!!?」
ズデ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!
「いてててて〜〜〜〜〜だ、誰か助けてくれぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(TT)」
でも、これでよかったと思う・・・・まだ全てを話すべきときではないから・・・・
<12時、可憐の部屋にて>
「そうだよね・・・・・いろいろ考えても可憐は今のままのお兄ちゃんやみんなが好き。それを正直に言えばよかったのに・・簡単なことだったのに・・・・でも、みんながお兄ちゃんが可憐にはいてくれるもん。綾小路君だってきっと納得してくれる・・よね。うんっ♪きっと大丈夫。可憐ふぁいとっ!!」
<同時刻、千影の部屋にて>
「・・・・もう少しで新しい実験台が入るはずだったが・・・・残念だったな。だが、可憐くんがいつもの調子に戻ったので今回は見逃すとしておくか・・・ふふふ・・・今宵の月はいつもより輝きがいいな・・」
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