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にいさまのお弁当 (後半)
作者 フェルさん
はぁ・・はぁ・・・予定よりちょっと早くなっちゃいましたけど今日も時間前になんとか・・つ、着きましたの。
白並木学園・・・確か姫と衛ちゃんと鈴凛ちゃん以外の妹のみんなとにいさまが通われるんですわよね。
相変わらずここは構内が広くていつもぴかぴかで・・足を踏み入れるのに・・ちょっと気が引けちゃいますけど
大好きなにいさまがおなかをすかせているんですもの・・・早くお届けしないと・・・・
「おや、いつものお弁当のお嬢ちゃんじゃないか。」
聞きなれた声が後ろからして振り返ってみると・・・・まぁ、いつもの警備員さんですのっ。
「警備員のおじさん、こんにちはですの。」
「あぁ、こんにちは。にしても、いつもいつも昼休みの時間に若草学院からここまで来るなんて
おじさん、本当に感心しちまうなぁ。ったく、ウチのカミさんにも見習わせたいくらいだよ・・・」
「そ、そそそんな・・・んもぅ、おじさんたらぁ〜〜、姫、恥ずかしいですのっ!!」
「ははは・・・おっと、もうすぐ待ち合わせの時間になっちまうな・・・」
「え?あら本当!??急がないとっ。」
「あ、そうだ。お嬢ちゃんの兄ちゃんは前の時間体育のはずだったからグラウンドに
持って行けば会えるよ。」
「おじさん、どうもありがとうですのっ〜〜〜!!」
「おう、兄ちゃんによろしくな。」
警備員のおじさんにお別れを言って、グラウンドに駆け込みましたが・・・
こ、この距離は殺人的ですの・・・・・・・ハァハァ、も、もうだめ・・・
ちょっと休憩をしないと。
にいさま達が通っているこの白並木学園は姫達の通っている若草学院とは姉妹校提携をしていて
さらにこの地区では有数の進学校と同時にマンモス校なので・・毎日毎日高等部のにいさまの教室や
グラウンドまで行くのに・・・ものすごい時間がかかりますの・・・こんな広いところで
学校生活を送っているにいさまたちを尊敬しちゃいますわ。
はぁはぁ・・・や、やっと初等部の校舎まできましたの・・・・ここの学園は
校門があって長い並木道を通って初等部、中等部、高等部ってあってその向こうに
グラウンドがありますからまだまだ残り3分の2はありますのぉ〜〜〜〜!!
で、でも、姫は負けませんわ!!たとえにいさまとの距離がどれだけ長かろうとも
お腹を空かせているにいさまを見過ごすわけにかいきませんの!!
そうですわ、こんな距離、ヒメとにいさまのお昼の愛の語らいに比べればケーキにトッピングする
チョコチップみたいに些細な距離ですの!!そして・・・いつものようににいさまの元へたどり着いた
姫をにいさまは・・・・・
『白雪、毎日毎日僕のためにお弁当を届けてくれてどうもありがとう。』
『そんな・・にいさま。姫はただにいさまの食生活が偏らないかが心配なだけで・・。』
『きょうも、ご苦労様。いつもいつも遠いトコからお弁当を僕のところに届けに来てくれる
なんて白雪って本当に優しい子だよなぁ。白雪の作るお弁当ってそんな白雪の気持ちが
一杯詰まっているから本当においしくてなんだか食べてて幸せな気分になれるんだ。』
『に、にいさまぁ〜〜姫、姫、か、感激ですの。姫のほうこそこんな優しいにいさまを持って幸せものです。』
『白雪・・・・この後もずっと僕の食事の面倒を見てひしいんだ・・・・いいかな?』
『え?』
『だからその・・・・・・つまり、僕と・・・えぇい、面倒だ。』
『え・・えええ?に、にいさま・・・』
『白雪・・・・・好きだ・・・・・』
『あぁ〜〜〜〜ん、にいさまぁ〜〜〜〜こ、こんなところでいきなり・・・それに・・
姫、姫・・まだ心の準備が・・・でもでもにいさまとだったら・・・』
あはぁ〜〜〜〜ん、にいさまぁ〜〜〜〜やっぱりお家に帰ってから・で・す・のっ♪きゃはぁ〜〜〜〜☆☆
ヒュゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、ぽふっ。
???「ぽふっ」って変な効果音がしましたけど・・あ、あらら???目の前が真っ暗ですの??
だ、だれかぁ〜〜〜助けてくださいの〜〜〜〜〜!!!
「ご、ごめんなさぁ〜〜〜〜〜い、すぐに取りますからじっとしててくださ〜〜〜ぃ。」
あら?この声は聞き覚えがありますわ・・・・えっと・・・そう!花穂ちゃんですわ!!
「はぁはぁ・・・ご、ごめんなさ・・ふ、ふぇ??・・・・オ、オバケ??・・ふぇぇぇえ〜〜ん!!(TT)」
「こんなキュートで料理上手な女の子を捕まえておいて”オバケ”はあんまりですの?」
「し、白雪ちゃん??・・ご、ごめんなさい、今すぐ取るから待っててね。」
ふぅ・・・・ひどい目にあいましたの。そういえばこの時間帯はにいさまの他にも
花穂ちゃんも校庭に出てるんでしたっけ。
「はい、取れたよ。」
「ありがとうですの。・・・なぁんだ、チア部が使っているボンボンがかぶさってきたんですのね。
ということはもうチア部の練習が始まってるんですの!??そ、そんな・・早くにいさまに
お弁当をお届けしませんと・・・・」
「え?チア部の練習ならまだだよ。そっか、白雪ちゃんお兄ちゃまにお弁当を届けに来たんだよね。
白雪ちゃんって本当に偉いよね。遠い若草学院からここまで毎日毎日往復してるんだもん。
それに料理もトビッキリ上手だし・・・てへへ・・・花穂も白雪ちゃんを見習ってお料理のお勉強をしようかな・・」
「花穂ちゃんも、タイミングがいいですの。実は今日、学校が終わったら衛ちゃんと鈴凛ちゃんと一緒に
お料理をすることになってますから是非家に来るといいですの。」
「え、いいの?・・・で、でもでも花穂ドジっ子だからきっとお料理でも失敗しちゃうよぉ・・・」
「大丈夫ですの!姫も付いてますし・・それに失敗を恐れてちゃ何も作ることが出来ませんのっ!」
「うん、そうだよね・・・・そんなふうに落ち込んでちゃお兄ちゃまに笑われちゃうね・・・
よぉ〜〜〜し、花穂ガンバル!!」
「そうそう、そのいきですわ。それでは、今日の放課後お待ちしてますわね。」
「うん♪あ・・・・」
「花穂ぉーーーーーー!!練習始めるわよーーーーー!!」
「いけない、先輩が呼んでる!!・・じゃあ、白雪ちゃん、花穂行くからね。」
「こちらこそ引き止めちゃってゴメンナサイ。練習がんばってくださいの。」
「うんっ♪・・・・・あ!」
「だいじょうぶかしら・・・・・花穂ちゃん。・・・・・・って、い、いけませんの!!
姫も早く行かないとにいさまが餓死しちゃいますの!!」
花穂ちゃんと別れてから急いでグラウンドに向かいますと・・・その片隅で
一人の男子生徒がぐるぐると歩きまわってますの・・・・・・・・・・・
って、あれは、にいさま?・・・にいさまですのっ!!!
にいさまが手持ち無沙汰なように姫のことをずっと待っていてくれている
・・・・・それだけで、姫嬉しくなって、息が切れるのも構わずに一目散に
にいさまのところに駆け出しましたのっ!!すると不思議なことにあれだけ
急いで歩いたり走ったりしたのに息切れしなくって・・・うふふ☆
これってにいさまのことが大好きだから・・にいさまのためならなんだって
出来る証拠なんですのね。
「にいさまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!・・はぁ・・はぁ・・お待たせですのっ♪」
「白雪、だいぶ息が切れてるけど・・・どうやら急がしちゃったみたいだね。」
「いいえ、にいさまのためでしたらこのくらいどおってことありませんわ。
それより、にいさまのほうこそだいぶ待ったんじゃありませんか?」
「いや、実は前の時間の授業が長引いちゃって・・急いで教室で着替えてここに
駆け込んだんだからそんなには待っていないから心配しなくていいよ。」
「そうでしたの♪ならちょうどいいですわ。一緒にお昼を食べましょ♪」
「うん、いいよ。あ・・・・その前に手を洗ってくるよ。前の時間サッカーだった
から手が汚れちゃって・・・・」
「じゃあ、姫もにいさまと一緒に手を洗いますの♪」
「え?・・いいよ、すぐに済むことだから白雪はここにいてて。」
「姫もご一緒しますの・・・じ、実は・・あの・・・その・・・姫も
まだ・・・手を洗ってないですの・・・」
「そうなんだ・・・じゃあ、一緒に行こう。」
「はいですの♪」
うふふ。にいさまと一緒にお弁当を食べれるなんて今日はなんて素敵な日なんでしょう。
きっと姫の努力を見ていてくださった神様からの贈り物なんでしょうね。
そ・れ・に・・・一緒にお弁当を食べるということは当然にいさまにあ〜〜んしてあげられるん
ですもの・・・姫、姫・・・・もう、もう・・・あはぁ〜〜〜〜〜!!☆
『はい、にいさま☆ あ〜〜〜んしてくださいですのっ。』
『あ〜〜〜〜ん。(もぐもぐ・・)うん、いつも以上においしいよ。白雪。』
『え?』
『お弁当もおいしい上に、今日は白雪が直に食べさせてくれるからさ・・・。』
『そ・そそそんな・・姫う、うれしいですのっ!!!☆』
『できれば・・・デザートも食べさせてくれるといいんだけどな・・・・』
『え?あ、はいですのっ。今日のデザートのマンゴープリンどうぞ召し上がれ☆』
『いや・・・それも捨てがたいんだけど・・・僕の食べたいデザートは・・・』
『すみません・・・にいさま。マンゴープリン以外のデザートは持ってきてないんですの。』
『大丈夫!僕の食べたいデザートは白雪!!君だ!!・・・(ガバッ)』
『あ♪・・・に、にいさま・・ひ、人に見られますわ・・・そんな・・・いや♪』
『大丈夫、ここは物陰になってるから校舎からは見えないさ。それに万一見られたとしても構うもんか!!』
『あぁ・・・に、にいさま・・嬉しいけど・・・やっぱりこうなるならベッドの上がいいですの・・・』
『大丈夫、僕を信じて・・・』
あはぁ〜〜〜〜ん、あはぁ〜〜〜〜〜ん☆☆にいさまぁ〜〜〜〜姫、姫初めてですけど優しくして・で・す・のっ♪
イヤンイヤン・・・姫ったらぁ・・・きゃはぁ〜〜〜〜ん☆☆☆
「・・・らゆき・・・しらゆき?・・・し、白雪??水出しっぱなしだけど・・・・??大丈夫か?」
「え?あらやだっ(///)・・・早く手を洗いませんとせっかくのお弁当が硬くなっちゃいますの。」
は、恥ずかしいですのっ!!!にいさまの前でいつものクセを出しちゃうなんて・・・(///)
これもそれも・・・にいさまが姫にやさしくしてくれるからいけないんですのよ♪♪
「はははは♪その自分の世界に入っちゃいそうになるクセ、相変わらず健在だよなぁ・・・・・・」
「も、も〜〜〜〜〜〜〜ぅ!にいさまったらぁ!!」
「あはは。さて、今日のメニューはなにかなっと・・・・・・・・・ん?」
「??にいさま??どうしたんですの???」
姫とにいさまが手を洗い終わってお弁当を置いておいたベンチに戻ってみると・・・・んななんと!!?
お弁当が・・・・・姫がにいさまのためによりをかけて作ったお弁当が無くなってますの!!?
「そ、そんな・・・・姫のお弁当が・・・・にいさまのためのお弁当が無いですの・・・・」
「あれ・・・・っかしいなぁ〜〜。確かにここにおいて置いたはずなのに・・・・一体どこに・・ん?」
「にいさま?」
にいさまが何かに気づいたようですわ。・・・・・にいさまは何に気づいたんですのかしら。
にいさまが向いた方に目をやるとそこには・・・にいさまと背丈が同じくらいの男の人が
ベンチに座っていましたの・・・あら、あの人には見覚えがありますの。
たしか・・・にいさまのクラスメートの村沢さん・・・でしたっけ。
村沢さんも姫たちに気づいたみたいでこっちに近寄ってきました。
「お〜〜〜〜い、あぁ、やっぱり桐生だ。っとそちらは妹さんか。」
「あぁ・・・ちょうどよかった。村沢、お前ここに置いてあった弁当知らないか?」
「あぁ、ピンクのリボンがしてあったやつだろ・・・それならさっき俺が食った。」
へ・・た、食べた?・・姫特製のお弁当を食べた?・・にいさまのためのお弁当を食べた?・・・
シ、ショックですの!!!!姫が・・姫がにいさまのために愛情をたっぷりと詰め込んだお弁当を
勝手に・・勝手に食べるなんて・・・・・・ゆ、許せないですのぉ〜〜〜〜!!!
「お、おい。村沢、今の話本当なのか?」
「あぁ・・・アレは今まで食った弁当の中では最高のウマさだったよな〜〜特に
玉子焼きとエビフライのウマさといったら絶品・・・・ん?」
「あ、あああなた、これは姫がにいさまのために心を込めて一生懸命作ったお弁当ですの!!
それを勝手に食べるなんて・・・・・」
「知ってるよ・・・。」
「え?」
「毎日、毎日桐生のために若草学院からここまで運んでくるんだろ?
ウチの学校の連中ならもう誰だって知ってるよ。いや、ほんとなかなか
出来る事じゃないよなぁ〜〜。ったく、桐生がうらやましいぜ・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「それに・・・いつもここで2人、仲むつまじく食ってるからな・・
全く、見せ付けてくれちゃって・・・・・」
・・・・・・(///)そ、そんな・・・姫はにいさまにとって当然のことをしてる
までですから・・・そう言われるとちょっぴり恥ずかしいですの・・・・って、
それとこれとはあくまでも別件ですのっ!!!
「で、でででも・・姫たちのお弁当を勝手に食べるなんて・・ひどいですの!!」
「そんなこと言われたってなぁ・・・大体そっちが悪いんだろ、無造作にベンチの上においておいて
どっかに行っちまうんだから。そんなに大切なものなら金庫にでもしまっておいてきちんと鍵をかけ
ておくんだなっ!」
「ひ、ひどい・・・ひどいですの・・・・う、・・うわぁああああ〜〜〜〜ん!!!!!」
ひどいひどい・・・姫がせっかくにいさまのために作ったお弁当を勝手に食べて
誤りもしないで・・・そんなひどいことを言うなんて・・・・・・・・・・・・
「おい・・・・」
「さてっと、昼飯も食い終わったし教室に戻るか・・・」
「村沢、ちょっと待てよ!」
「あん?桐生・・・?、そ、そんなコワい顔すんなって・・・」
「白雪に謝れ・・」
「え・・・・・?」
「今すぐ謝れっ、!両手をついて白雪に謝れっ!!」
「ぐすっ・・ぐすっ・・・に、にいさま・・・?」
「お、おい、桐生・・いつもと様子が違ってないか・・?」
「いいか、この弁当はな白雪が俺のために毎日毎日心を込めて作ってくれた弁当なんだぞ!!!
それを勝手に食べた上に謝りもせずに「金庫にでもしまっておけ」だと!!
お前なんかが白雪の心のこもったお弁当を食べる資格はないんだぁ〜〜〜謝れ!
今すぐ白雪に謝れ〜〜〜〜!!!!」
「ご、ごめんなさ〜〜〜い。」
「声がちぃさ〜〜〜〜〜〜い!!!!!」
「ご、ごごごごめんなさ〜〜〜〜〜い。(TT)」
いつも穏やかなにいさまがあんなに怒っているの・・・今までに見たことないですの・・・
それでにいさまに怒られた村沢さんは謝った後一目散に教室の方へ逃げちゃいましたの・・・
「う・・・・にいさまぁ〜〜〜ひっく・・・ひっく・・・」
「ごめんな・・・白雪。俺が手洗いに行こうっと言ったばかりにせっかくのお弁当を
食べることが出来なくて・・・」
「ひっく・・・そ、そんな・・にいさまのせいじゃないですの・・・お弁当を置いて
手洗いにいちゃった姫も悪いんですの・・」
「村沢も決して悪いやつじゃないから俺の方からきつく言っておくから・・今日のことに懲りずに
明日もお弁当を作って持ってきてくれるかな・・・?」
「は、はいですの。・・にいさまのためなら喜んで♪」
「よ、よかったぁ、さっきのことが原因で白雪が明日からお弁当を作ってきてくれなくなったら
正直どうしようかって思っていたから・・あぁ〜〜ほんとによかったぁ〜〜〜!!」
「と、当然ですのっ!姫は・・姫はっ・・にいさまの喜ぶお顔が見たくて・・にいさまに
いつまでも元気でいてもらいたいから毎日お弁当を作っているんですの・・・」
「そうか・・・ありがとうな。」
「に、にいさま・・・・」
「ん?どうしたんだい・・?」
「今日のにいさま・・とてもステキでしたの・・・・いつも素っ気無い素振りしか
見せてくれませんけど・・・姫がにいさまに対して思っていることをわかってて
くれたんですの☆☆☆」
「あ・・・あたりまえじゃないか・・毎日ここまでお弁当を届けてくれる
白雪の気持ちをわからないわけないだろ・・・それに・・・」
「それに・・・?」
ピーーンポーーーンパーーンポーーンーー
「あ、いっけね、昼休みの終わりのチャイムだ。し、白雪も午後の授業があるから
今日はもう戻った方がいいよ。」
「はいですの・・・でも、多分間に合いませんの・・」
「それなら大丈夫。今日から高等部の旧校舎の取り壊し工事が終わったから
閉鎖されてた裏門が使えるようになったんだ。裏門からなら若草学院までは
近いだろ。」
「そうだったんですの・・・あぁ、よかった。あの長い道をまた帰っていくのかと
思うと足が棒みたいになって一歩も動けなさそうでしたから・・・」
「じゃ、タイミングが良かったんだね・・白雪、また明日・・な。」
「はいですの♪・・・・にいさま、ありがとうですの。
姫、とっても嬉しかった・・・・・あしたは今日以上にもっともっと
愛情を込めて作ってきますから楽しみにしててくださいですの☆☆☆」
「あぁ、期待しているよ。それじゃあね。」
「それじゃあ、にいさま。また明日。」
にいさまの言ったとおり、裏門から若草学院までは10分とかからなかったですの。
うふっ、これも裏門のことを教えてくれたにいさまのおかげですのね。
にいさま・・・いつも素っ気無い反応ばかりするにいさまだけど・・・本当は
姫のこと、一人の妹としてきちんと見ていてくれてたんですのね♪でも欲を
出しちゃうと・・・姫のこと、一人の女の子として見て欲しかったな・・・
なんて、今はにいさまのやさしさが十分伝わってきたからこれで満足ですのっ!!
明日も明後日もその後もにいさまのためにお弁当を作って作って・・・いつか、
にいさまのために3度3度のお食事を作って差し上げたいですのっ♪・・・って
これって新婚生活ですのよ・・ね・・きゃあきゃあきゃぁ〜〜〜ん☆☆☆
というわけで、にいさまっ♪明日は今日以上に栄養と幸せ満点のお弁当を作って
きちんとお届けしますから期待していてくださいね。
あとがき
やっと・・・おわったぁ〜〜〜〜!!!(ハァハァ)書き始めてから早一月、
相変わらずの執筆速度の遅さにいらだちながら何とか書き上げることが出来
ました。この作品は前によくウチの掲示板に遊びに来てくださっていた戒人
さんよりのリクエストを受けてゲーム中の”お弁当イベント”をネタに脚色
をつけてみました。元ネタがきちんと確立されているので後半、かなり元ネタ
に頼りがちになってしまいましたがオリジナルのストーリーを壊さず、元ネタ
とかぶりすぎず・・等と苦労苦労の作品でした。場所、時間帯的に登場の可能
性がある妹たちを含め、オリジナルキャラも出して自分的にはまとまっている
かなと書いた後ですが思ってたりします。尚、この作品はフェルの連作SS,「Story of Days」とは一切
関係ありませんのであしからず。
フェルさんへの感想はこちら
hairbannimoeru@muc.biglobe.ne.jp
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